意味
「堰を切る(せきをきる)」とは、抑えてきたものが、こらえきれなくなって一度に激しくあふれ出すという意味です。
涙や言葉、怒りなどの気持ちのほか、物事が急に激しく動き出すさまにもいいます。
語源・由来
この言葉は、川の水が堰を壊してあふれ出るさまから生まれました。
堰は、水を取り入れたり水の量を調節したりするために、川の途中などに設けて流れをせき止める仕切りです。
せき止められていた水が一気に流れ出す様子を、抑えていた気持ちや物事が一度に噴き出すことにたとえています。
文字どおりの意味では、水が堰を破って流れ出ることのほか、堰を破って水を流すことも指し、「堰を破る」ともいいます。

使い方・例文
「堰を切ったように」「堰を切って」の形で、あふれ出る様子を言い表します。
- 合格の知らせを聞いた母は、堰を切ったように泣きだした。
- 面接を終えて緊張が解けた息子は、堰を切って今日の出来事を話しだした。
- 外出の制限が解けると、観光地に人が堰を切ったように押し寄せた。
使うときの注意
「堰を切ったように」の意味で「堰が切れたように」というのは誤りです。
また、「関を切る」と書くのも誤りとされ、「堰」の字を使います。









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