慣用句

堰を切る

(せきをきる)

川の水が堰を破って流れ出ることから、こらえていた気持ちや物事が一気にほとばしること。

異形:堰を破る

5文字の言葉 / 「せ・ぜ」から始まる言葉
堰を切る ことば
スポンサーリンク

意味

「堰を切る(せきをきる)」とは、抑えてきたものが、こらえきれなくなって一度に激しくあふれ出すという意味です。
涙や言葉、怒りなどの気持ちのほか、物事が急に激しく動き出すさまにもいいます。

語源・由来

この言葉は、川の水が堰せきを壊してあふれ出るさまから生まれました。
堰は、水を取り入れたり水の量を調節したりするために、川の途中などに設けて流れをせき止める仕切りです。
せき止められていた水が一気に流れ出す様子を、抑えていた気持ちや物事が一度に噴き出すことにたとえています。
文字どおりの意味では、水が堰を破って流れ出ることのほか、堰を破って水を流すことも指し、「堰を破る」ともいいます。

山あいの川を横切る堰。奥側には水が静かにたまり、堰の上を越えた水が白く泡立って手前へ流れ落ちている
川の流れをせき止める堰(宮崎県延岡市、五ヶ瀬川の岩熊井堰)

使い方・例文

「堰を切ったように」「堰を切って」の形で、あふれ出る様子を言い表します。

  • 合格の知らせを聞いた母は、堰を切ったように泣きだした。
  • 面接を終えて緊張が解けた息子は、堰を切って今日の出来事を話しだした。
  • 外出の制限が解けると、観光地に人が堰を切ったように押し寄せた。

使うときの注意

「堰を切ったように」の意味で「堰が切れたように」というのは誤りです。
また、「関を切る」と書くのも誤りとされ、「堰」の字を使います。

スポンサーリンク

コメント

URLをコピーしました