意味
「合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)」とは、どれほど固く結びついたものであっても、いつかは離れ離れになる定めにあるということわざです。
夫婦や仲間の別れなど、人と人との関係が壊れてしまったときに、それを仕方のないこととして受け止め、慰める場面で使われます。
語源・由来
「合わせ物は離れ物」は、接着剤や継ぎ目で二つのものを貼り合わせた道具が、時が経てばいずれ剥がれたり外れたりするという、身近な物の性質から生まれたことわざです。
離れて別々だったものを人の手で合わせて作ったものは、自然に生まれた一つのものとは違い、いつか元のとおり離れてしまうという道理を、人間関係の別れにたとえています。
使い方・例文
- 合わせ物は離れ物というし、あの二人の離婚も無理はなかったのだろう。
- 長年の相棒とのコンビ解消を、彼は「合わせ物は離れ物だから」と受け入れた。
蘆花『黒潮』、夫婦も会社も「離れもの」
徳冨蘆花の小説『黒潮』(1902〜05年)に、このことわざを使った一節があります。
「何有、夫婦なんてものは、どうせ合わせものの離れもの、会社も同様です」というものです。
夫婦別れなどに使うことわざを、ここでは会社にもあてはめています。









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