意味
「地獄にも鬼ばかりではない(じごくにもおにばかりではない)」とは、地獄のようにつらいこの世の中にも、人情の厚い人はいるという意味です。
語源・由来
「地獄にも鬼ばかりではない」の「地獄」は、地獄のようにつらいこの世のたとえです。
恐ろしい鬼ばかりがいるはずの地獄を引き合いに出し、どれほどつらい世の中にも人情の厚い人はいることを言い表しています。
使い方・例文
「地獄にも鬼ばかりではない」は、厳しい環境の中でも親切な人に出会えたときや、そうした出会いを期待して励ます場面で使われます。
- 厳しい職場だったが、地獄にも鬼ばかりではないもので、親切な先輩に助けられた。
- 地獄にも鬼ばかりではないというし、新しい環境でもきっと味方は見つかるよ。
地獄を裁くのは鬼ではなく「十王」という裁判官たち
ことわざでは地獄の住人として鬼が挙げられますが、日本や中国の仏教の伝承では、亡者を実際に裁くのは鬼ではなく「十王」と呼ばれる十人の裁判官の役目とされています。
亡者は死後、初七日から三回忌まで、閻魔大王をはじめとする十人の王のもとを順番に巡り、生前の行いについて審理を受けます。
鬼(獄卒)は、この裁きの場で亡者を引き立てたり罰を執行したりする存在として描かれ、判決そのものを下す立場ではありません。









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