慣用句

足の踏み場もない

(あしのふみばもない)

物が散乱していて、足を下ろす隙間さえ見当たらないほど散らかっている様子。


9文字の言葉 / 「あ」から始まる言葉
足の踏み場もない ことば
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意味

「足の踏み場もない」とは、物があちこちに散らばり、足を置く場所すら見つからないほど散らかり切っているという意味です。
単に物が多いのではなく、床が見えないほど徹底して散らかっている状態を強調する言い方です。

語源・由来

「足の踏み場もない」は、床に物が散らばり、足を下ろせる場所すら残っていないという状況をそのまま言葉にした言い回しです。
歩くという最も基本的な動作すら難しいほどの散らかりようを、大げさにではなく即物的に描写することで、部屋の惨状を実感を伴って伝えています。

使い方・例文

「足の踏み場もない」は、部屋や作業場が物であふれ、ひどく散らかっている様子を伝える場面で使われます。

  • 引っ越し前の部屋は、段ボールで足の踏み場もない状態だった。
  • 子どものおもちゃが散らばり、リビングは足の踏み場もない。

英語表現

not enough room to swing a cat

直訳は「猫を振り回す余地もない」で、極端に狭い、または物であふれた空間を表す言い回し。

His office is so cluttered there’s not enough room to swing a cat.
(彼の仕事場は物だらけで足の踏み場もない。)

「立錐の余地もない」は、足どころか錐の先すら置けない

「足の踏み場もない」とよく似た発想の言葉に、「立錐りっすいの余地もない」があります。
「立錐の余地もない」は中国の『呂氏春秋りょししゅんじゅう』為欲いよく篇に由来する言葉で、木に穴をあける道具である錐きりを立てるだけのわずかな隙間すらない、という意味です。

ただし、2つの言葉は使う場面が違います。
「足の踏み場もない」は物が散らかっている様子に使い、「立錐の余地もない」は会場や車内に人が詰めかけて隙間がない様子に使います。

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