意味
「秋風が立つ(あきかぜがたつ)」とは、男女の間の愛情が冷めるという意味です。
文字どおり、秋に吹く風が立つことを表す場合もあります。
語源・由来
この言葉は、「秋」と「飽き」が同じ「あき」という音であることに掛けた表現です。
秋になって涼しい風が吹き始めることに、相手に飽きて気持ちが離れることを重ねています。
使い方・例文
- 連絡が減り、二人の間に秋風が立ってきたようだ。
- 倦怠期を迎えた夫婦の間に秋風が立つのは珍しくない。
- 彼との仲に秋風が立ち始め、会話も少なくなった。
英語表現
「秋風が立つ」を英語で表現する場合、次の言い回しが使われます。
grow cold
意味:(人の気持ちが)冷める、そっけなくなる。
His feelings toward her began to grow cold.
(彼の彼女への気持ちは、秋風が立つように冷めていった。)
「秋風が立つ」と同じ掛詞は古今和歌集の恋歌にある
「秋」を「飽き」に掛けて、男女の仲が冷めることを表す「秋風」は、平安時代の『古今和歌集』の恋の歌にも詠まれています。
巻十五(恋歌五)に収められた紀友則の、次の一首です。
秋風は身をわけてしもふかなくに人の心のそらになるらむ
(『古今和歌集』巻十五 紀友則)
吹く「秋風」に「飽き」を重ね、相手の心が自分から離れていくことを詠んでいます。



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