ことわざ

楽は苦の種、苦は楽の種

(らくはくのたねくはらくのたね)

現在の楽は将来の苦に、今の苦労は将来の楽に繋がるという因果。


14文字の言葉 / 「ら」から始まる言葉
楽は苦の種、苦は楽の種 ことば
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意味

楽は苦の種、苦は楽の種(らくはくのたねくはらくのたね)は、目先の楽しみにふけっていると後で苦労することになり、逆に今苦労して励めば将来楽ができるという意味です。
現在の過ごし方が未来の結果を形作るという、原因と結果の法則を強調する言葉です。

語源・由来

江戸時代から言い習わされてきたことわざです。
楽と苦は互いに相手を生む種になり、どちらか一方だけが続くことはないという見方を、「種」のたとえで言い表しています。

使い方・例文

「楽は苦の種、苦は楽の種」は、将来のために現状の甘えを戒める場面や、逆境にある人を励ます場面で使われます。

  • 毎日遊び歩く彼を見ていると、まさに楽は苦の種、苦は楽の種だと思う。
  • 今の修行は厳しいが、楽は苦の種、苦は楽の種だと信じて耐える。
  • 貯金を使い果たす前に、楽は苦の種、苦は楽の種の言葉を思い出した。

類義語・関連語

「楽は苦の種、苦は楽の種」と似た意味を持つ言葉には以下のものがあります。

  • 苦あれば楽あり(くあればらくあり):
    苦労のあとには、必ず良いことが待っているという状態。
  • 人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま):
    人生の幸福と不幸は予測できず、変転し続ける様子。
  • 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり(しずむせあればうかぶせあり):
    人生には不遇な時期もあれば、幸運に恵まれる時期もあること。
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英語表現

No pain, no gain

「苦労なくして利なし」という意味。

I have to study hard for the exam; no pain, no gain.
(試験のために猛勉強しなければならない。苦労なくして利なしだ。)

You reap what you sow

「蒔いた種は自分で刈り取る」という意味。
今の行いが将来の結果を決めるという教え。

He spent years building his skills, and now he’s thriving — you reap what you sow.
(何年もかけて技術を磨いた彼が今や充実した成果を得ているのは、まさに楽は苦の種、苦は楽の種だ。)

「楽は苦の種、苦は楽の種」は光圀の家訓の第一条にもある

「楽は苦の種、苦は楽の種」と同じ訓戒は、水戸藩主・徳川光圀(水戸黄門のモデル)の作とされる『徳川光圀卿九ケ条禁書』の第一条にも、「苦は楽の種」を先に置いた形で記されています。
原本は1698年に書かれたとされ、1722年には江戸城の御広間に掲げられたと伝えられています。

江戸後期の考証随筆『松屋筆記まつのやひっき』巻七十四にも、光圀の自筆の壁書として同様の訓戒が書き留められています。
その一条目も「苦は楽の種楽は苦の種と知べし」で、苦が先に置かれています。

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