仕事や勉強、スポーツなど、人生には頑張らなければならない場面がたくさんあります。
心が折れそうな時やモチベーションが下がった時に、背中を押してくれる古くからの言葉を集めました。
「頑張れる気持ちになれる」ことわざ等の言葉一覧
努力と継続の大切さ
- 為せば成る:
強い意志をもって実行すれば、どんなことでも成し遂げられるということ。
江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山の書状に見える和歌「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」で広く知られる。 - 石の上にも三年:
つらくても辛抱強く続ければ、やがて報われるということ。
冷たい石の上でも三年座り続ければ温まるという意から。 - 継続は力なり:
地道な努力の積み重ねが、いつか大きな力に変わるという教え。
派手な成果がすぐに出なくても、コツコツ型の頑張りをそのまま肯定してくれる言葉。 - 雨垂れ石を穿つ:
中国の史書『漢書』が出典とされる言葉。
軒先の雨垂れが長い年月をかけて硬い石に穴を開ける様子から、小さな努力の積み重ねの力を説く。 - 千里の道も一歩から:
『老子』にある「千里の行も足下に始まる」の一節が由来。
どんなに壮大な目標も、まず最初の一歩を踏み出すことから始まると教える言葉。 - 大器晩成:
『老子』の「大器は晩成す」に由来する故事成語。
大きな器ほど出来上がるのに時間がかかるように、大人物は遅咲きであるという考え方を示す。 - ローマは一日にして成らず:
大帝国ローマも長い年月をかけて築かれたことに由来するとされる言葉。
偉大なことほど一朝一夕には成し得ないと、じっくり構える姿勢を説く。 - 水滴石穿(すいてきせきせん):
小さな水滴でも落ち続ければ石に穴をあけるように、小さな努力も根気よく続ければ大きな成果につながるということ。
中国・宋代の『鶴林玉露』に見える言葉。
困難に立ち向かう
- 七転び八起き:
何度失敗してもくじけず、そのたびに奮起して立ち直ること。
七度転んで八度起き上がる意から。 - 精神一到何事か成らざらん(せいしんいっとうなにごとかならざらん):
精神を集中して事に当たれば、どんなに難しいことでも成し遂げられないことはないということ。
中国の『朱子語類』にある「精神一到、何事か成らざらん」から。 - 人事を尽くして天命を待つ:
中国・宋の胡寅の『読史管見』にある「人事を尽くして天命に聴す」から。
人としてできる限りの努力を終えたなら、あとの結果は天に委ねればよいという心構えを示す。 - 虎穴に入らずんば虎子を得ず:
『後漢書』に記された武将・班超の故事が由来。
危険な虎の巣穴に入らなければ子虎は得られないという、思い切った覚悟を説く言葉。 - 不撓不屈:
どんな困難にあっても決して心がくじけないこと。
「不撓」はたわまないこと、「不屈」は屈しないことをいう。
視点の転換、心の持ちよう
- 明日は明日の風が吹く:
明日はまた別の成り行きになるのだから、先のことをくよくよ心配しても始まらないということ。 - 案ずるより産むが易し:
出産を案じる妊婦の心情になぞらえた言葉。
頭の中であれこれ考えて動けずにいるより、実際にやってみると案外たやすいものだと説く。 - 善は急げ:
良いと思ったことは迷わずすぐに行動へ移すべきという教え。
「思い立ったが吉日」に近い響きを持ち、ためらう背中をそっと押してくれる。 - 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥:
知らないことを人に聞くわずかな恥は、知らないまま過ごし続ける一生の恥より軽いと説き、素直に学ぶ姿勢を持つことの大切さを伝える。 - 捨てる神あれば拾う神あり:
世間には冷たく突き放す人ばかりでなく、必ず手を差し伸べてくれる人もいるという考え方。
落ち込んだ時に、そっと希望を持たせてくれる。 - 禍を転じて福と為す:
中国の『戦国策』に由来する故事成語。
策士・蘇秦の逸話が元とされ、身に降りかかった不運を逆手に取って生かす知恵の大切さを説く。 - 雲外蒼天(うんがいそうてん):
今ある苦難もやがて去り、良いことが訪れるというたとえ。
雨雲の上には青空が広がっているという意から。
人生の浮き沈み、幸不幸
- 苦あれば楽あり:
つらい時期をじっと耐えて過ごせば、その先には必ず楽しい時が来るという考え方。
人生の浮き沈みを、前向きに捉え直させてくれる言葉。 - 楽は苦の種、苦は楽の種:
今の楽は後の苦を生み、今の苦は後の楽を生むという因果の教え。
目先の安逸をいましめ、地道な苦労に耐える意義を伝える一句でもある。 - 冬来たりなば春遠からじ:
イギリスの詩人シェリーの詩「西風に寄せる歌」の一節が元とされる訳語。
つらく厳しい季節の先には、必ず幸せが来ると励ましてくれる。 - 禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし):
中国の史書『史記』が出典とされる言葉。
幸運と不運は一本の縄をより合わせるように交互に訪れるとし、両者が表裏一体である関係を説く。 - 禍も三年置けば用に立つ(わざわいもさんねんおけばようにたつ):
今は災いとなるものも、時がたてば役に立ち、幸せの糸口となることもあるという教え。
江戸時代の俳諧書にも見える言葉で、「禍も三年」と略してもいう。
雨垂れと水滴の句、元は戒めと判決
一覧の「雨垂れ石を穿つ」と「水滴石穿」は、今では努力を続ける励ましに使われますが、出典では、一方は主君をいさめる意見書に、もう一方は役人を罰する判決の中に出てきます。
『漢書』では、前漢の文人・枚乗が、謀反をたくらむ呉王をいさめた意見書に、泰山から滴り落ちる水が石に穴をあける、とあります。
小さな積み重ねが福にも禍にもなると説き、徳を積めばいつか役に立ち、義に背けばいつか身を滅ぼすと続けますが、呉王は聞き入れませんでした。
宋の役人・張乖崖は、倉の銭を1枚くすねた下役人に「1日1銭でも千日で千銭になる。縄でも木を断ち、しずくでも石をうがつ」と判決を書き、自ら斬ったと記されています。










コメント