【特集】「努力」に関する ことわざ・慣用句・故事成語・四字熟語一覧

【特集】ことわざ・慣用句・四字熟語
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目標を達成するために、たゆまず力を尽くす「努力」。
成功の裏には必ず努力があるという考え方は、古今東西、多くの言葉で語り継がれてきました。
今回は、「努力」というテーマに関連する、主なことわざ、慣用句、四字熟語、故事成語などを紹介します。

「努力」に関連する言葉 一覧

ことわざ

  • 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん):
    冷たい石の上でも三年座り続ければ暖まるように、辛いことでも我慢して続ければ、必ず成功するということ。
  • 継続は力なり(けいぞくはちからなり):
    物事を途中でやめずに続けることこそ、何にも勝る力となるということ。
  • 塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる):
    小さな努力でも、積み重ねればやがて大きな成果となるということ。
  • 人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ):
    人間としてできる限りの努力をしたら、その結果(天命)は天に任せるほかない、という心境。
  • 一日の計は朝にあり(いちにちのけいはあさにあり):
    物事は、最初に計画を立て、努力すべき方向を定めることが肝心であるということ。
  • 下手な鉄砲も数打ちゃ当たる(へたなてっぽうもかずうちゃあたる):
    才能がなくても、何度も試み(努力)を繰り返せば、偶然にも成功することがあるということ。
  • 千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから):
    どんなに大きな目標(千里の道)も、最初の一歩という小さな努力の積み重ねから始まるということ。

慣用句

  • 油を売る(あぶらをうる):
    (江戸時代に髪油を売る際に時間がかかったことから)仕事の途中で無駄話をして時間を費やすこと。(努力の妨げ)
  • 骨を折る(ほねをおる):
    目標達成のために、大変な苦労や努力をすること。
  • 歯を食いしばる(はをくいしばる):
    苦しさや辛さをこらえ、懸命に努力すること。
  • 爪の垢を煎じて飲む(つめのあかをせんじてのむ):
    (優れた人の爪の垢を飲んで、その能力を身につけようとする意)立派な人を見習い、努力すること。
  • (汗水)垂らして働く(あせみずたらしてはたらく):
    大変な苦労や努力をしながら、一生懸命に働くさま。
  • 身を粉にする(みをこにする):
    力の限り、苦労をいとわず働くこと。
  • 力を振り絞る(ちからをふりしぼる):
    残っているすべての力を出し尽くして、最大限の努力をすること。

四字熟語

  • 努力精進(どりょくしょうじん):
    一つのことに集中して、励み努めること。
  • 粉骨砕身(ふんこつさいしん):
    骨を粉にし、身を砕くほど、力の限り努力すること。
  • 刻苦勉励(こっくべんれい):
    (「刻苦」は身を削るほどの苦労)心身を苦しめるほど、一生懸命に努力し励むこと。
  • 七転八起(しちてんはっき):
    七回転んでも八回起き上がること。何度失敗しても、諦めずに立ち上がり、努力を続けること。
  • 初志貫徹(しょしかんてつ):
    最初に心に決めた志や目的を、最後までくじけずに貫き通すこと。努力の目標。
  • 韋編三絶(いへんさんぜつ):
    (孔子が書物を何度も読み返し、綴じ紐が三度切れたという故事から)書物を何度も熟読し、熱心に勉強や研究に努力すること。
  • 鉄杵磨針(てっしょませい):
    (鉄の杵(きね)を磨り減らして針にするという故事から)どんな困難なことでも、粘り強く努力すれば必ず成功すること。
  • 積水成淵(せきすいせいえん):
    少しの水でも積もれば淵(ふち)になる。小さな努力でも積み重ねれば、大きな成果になること。
  • 水滴石穿(すいてきせきせん):
    水滴が長い時間をかけて石に穴を開けるように、小さな努力でも根気強く続ければ、必ず成功すること。
  • 一意専心(いちいせんしん):
    一つのことに心を集中し、脇目も振らずに努力すること。

故事成語

  • 臥薪嘗胆(がしんしょうたん):
    薪の上に寝て、苦い肝(きも)をなめること。復讐や目的達成のために、あらゆる苦労に耐え、努力を続けることのたとえ。
    (中国の『史記』などより)
  • 愚公移山(ぐこういざん):
    一見不可能に見えることでも、たゆまず努力し続ければ、必ず達成できることのたとえ。
    (中国の故事で、愚かな老人が山を崩し始めた話から)
  • 蛍雪の功(けいせつのこう):
    苦労して勉学に励んだ成果。
    (苦学生が蛍の光や雪の光で勉強した故事から)
  • 温故知新(おんこちしん):
    古いもの(先人の努力)を研究し、そこから新しい知識や道理を得ること。
  • 鑿壁偸光(さくへきとうこう):
    苦労をしながら熱心に勉学に励むこと。
    (隣家の壁に穴を開け、その光で勉強した故事から)

まとめ – 努力は実を結ぶ

「努力」に関連する様々な言葉を紹介しました。
「石の上にも三年」や「千里の道も一歩から」のように継続の重要性を説くもの、「粉骨砕身」「刻苦勉励」のように厳しい努力のさまを表すものまで、多くの表現がありました。

これらの言葉は、努力こそが成功の鍵であり、困難に直面しても「七転八起」の精神で立ち向かい、「水滴石穿」のように粘り強く続けることの大切さを教えてくれていますね。

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