一目瞭然

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四字熟語
一目瞭然
(いちもくりょうぜん)
異形:一目了然

9文字の言葉」から始まる言葉

複雑な状況や結果が、説明を要さずひと目見ただけで明らかであること。
このような状態を表すのが、「一目瞭然」(いちもくりょうぜん)です。

意味

一目瞭然は、ひと目見ただけではっきりとわかるという意味です。
疑う余地がないほど明白な事実や結果に対して用いられます。

  • 一目:ひと目見ること。
  • 瞭然:はっきりしていて疑いないさま。

語源・由来

中国・南宋時代の儒学者である朱熹の言行録『朱子語類』に記された一節が由来とされています。

書物の中で、物事の道理を透徹して理解すれば、高いところから下を見るように「一目瞭然」であると語られています。
また、「瞭」の代わりに「悟る」「明らかになる」という意味を持つ「了」の字を用いて、「一目了然」と表記されることもあります。

朱子語類 - Wikipedia

使い方・例文

「一目瞭然」は、視覚的に確認できる結果や、誰が見ても否定できない事実を提示する場面で使われます。

  • プロとアマチュアの技術の差は最初の動きで一目瞭然だった。
  • どちらが嘘をついているかは映像を見れば一目瞭然となる。

類義語・関連語

「一目瞭然」と似た意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。

  • 明々白々(めいめいはくはく):
    疑う余地が全くなく、理論や事実関係がはっきりしていること。
  • 歴然(れきぜん):
    ありさまがはっきりとしていて明白な様子。
  • 火を見るよりも明らか(ひをみるよりもあきらか):
    道理から考えて、結果がどうなるか疑う余地がないこと。

対義語

「一目瞭然」と反対の意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。

  • 曖昧模糊(あいまいもこ):
    ぼんやりとしてはっきりしない状態。
  • 有耶無耶(うやむや):
    あるのかないのかはっきりせず、物事をいい加減にしておく様子。
  • 五里霧中(ごりむちゅう):
    濃い霧の中にいるように事情がわからず、方針が立たない状態。

英語表現

Obvious at a glance

意味:ひと目で見て明らかな様子

  • 例文:
    It is obvious at a glance that he is lying.
    彼が嘘をついていることは一目瞭然だ。

Clear as day

直訳:昼間のように明るい
意味:疑いようのないほど明白な事実

  • 例文:
    The difference is as clear as day.
    違いは一目瞭然だ。

「一目置く」と「一目瞭然」、同じ「いちもく」が別の意味を持つわけ

四字熟語の「一目瞭然」は音読みで「いちもくりょうぜん」と読みますが、単独の「一目」は読み方によって意味が変わります。

訓読みの「ひとめ」は「一目惚れ」「一目見る」のように、ちらっと・一度だけ見ることを指します。
「一目瞭然」の「一目」も、意味としてはこちらと同じです。

音読みの「いちもく」には、囲碁に由来する用法があります。
盤上に石を一つ置く動作から転じて、相手の力量を認めて一歩譲る「一目置く」という表現が生まれました。
「いちもく」という読みを共有しながら、一方は視覚の鮮明さを、もう一方は力関係の承認を表す。
同じ音が、まったく異なる文脈で使われています。

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