足が出る

『足が出る』の文字サムネイル 個別解説
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用意していた金額では、どうしても足りない。
そんな予算オーバーの困りごとを表すのが、「足が出る」(あしがでる)です。

意味

「足が出る」とは、予算や収入を超えて、支出が多くなってしまうという意味です。

計画していた金額の範囲に収まりきらず、思わぬ出費に見舞われる状況を表します。
家計や経費の管理など、お金にまつわる話題でよく使われる言葉です。

語源・由来

「足が出る」は、着物を仕立てるときの布地の丈にまつわる由来が有力とされています。

限られた予算内で着物を仕立てようとしても、布地が足りなければ丈が短くなり、着たときに足がはみ出てしまいます。
この、予算内でうまく収まらず不足が表に出てしまう様子が、そのまま金銭的な予算超過を表す言葉になりました。
お金を「お足」と呼んだ古い言い回しに由来するという説もありますが、着物の丈に由来する説が有力とされています。

使い方・例文

「足が出る」は、予算や見積もりを支出が上回ってしまう場面で使われます。

  • 旅行の予算から足が出てしまった。
  • 急な修理費で、今月の家計に足が出た
  • 見積もりより足が出ないよう、慎重に計画を立てる。

類義語・関連語

「足が出る」と同じように、金銭的な不足や苦しさを表す言葉には、以下のようなものがあります。

  • 火の車(ひのくるま):
    家計や経営が非常に苦しい状態。
  • 赤字になる(あかじになる):
    収入よりも支出が多く、損失が出ること。

「足が出る」と「赤字になる」の違い

どちらも支出の超過を表しますが、使われる場面が異なります。「足が出る」は個人的な予算超過を含む日常的な場面で、「赤字になる」は主に会計や経営など、より公式な文脈で使われます。

語句主な使用場面
足が出る日常的な予算超過
赤字になる会計・経営などの公式な文脈

英語表現

go over budget

「予算を超える」という直訳のとおり、計画していた金額を支出が上回ることを表す表現。

The renovation ended up going over budget.
(改修工事は結局、足が出る結果になった。)

仕立ての職人技が生んだお金の言葉

着物の仕立ては、限られた反物の中から寸法を正確に割り出す、高い技術を要する仕事でした。
布地の見積もりを誤れば、着る人の丈に足りず、無様に足がはみ出てしまいます。

「足が出る」という言葉には、こうした仕立ての現場で起きた見積もりの失敗が、そのままお金の計算にもあてはまる普遍的な失敗として言い伝えられてきた経緯がうかがえます。

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