四字熟語 慣用句

千言万語

(せんげんばんご)

非常に多くの言葉数。あれこれと言葉を尽くして言うこと。


7文字の言葉せ・ぜ」から始まる言葉
千言万語 ことば
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意味

「千言万語」とは、数えきれないほど多くの言葉、また言葉を尽くしてあれこれと語ることを表します。伝えたい思いの強さや、説明の丁寧さ・執拗さを強調する際に使われる言葉で、時に「言葉を尽くしても語り尽くせない」という切実なニュアンスを伴います。

  • 千言(せんげん):千の言葉。転じて、数多くの言葉。
  • 万語(ばんご):万の言葉。転じて、数多くの言葉。

語源・由来

「千言万語」は、「千」「万」という数字を極めて多いことの象徴として用いる、漢語に共通する誇張表現の型から生まれた四字熟語と考えられています。
中国の古典や漢詩には、「千」や「万」を実数としてではなく「数え切れないほど多い」という意味で使う言い回しが数多く見られ、「千言万語」もそうした表現の延長として定着したとされています。

使い方・例文

「千言万語」は、思いの強さや説明の言葉数の多さを強調する際に使われます。

  • 彼女への感謝は、千言万語を尽くしても言い表せない。
  • 別れ際、彼は千言万語を並べて謝罪した。
  • その手紙には千言万語が綴られていた。

類義語・関連語

「千言万語」と同様に、言葉を尽くして語ることを表す言葉には、以下のようなものがあります。

  • 滔滔不絶(とうとうふぜつ):
    よどみなく次々と話し続けること。言葉の量よりも、話し方の流暢さに重点を置く点で異なる。

両者はともに言葉の多さに関わる表現ですが、混同しやすい「滔滔不絶」とは焦点に違いがあります。

「千言万語」と「滔滔不絶」の違い

語句焦点ニュアンス
千言万語
(せんげんばんご)
言葉の総量・思いの強さ尽くしても語り尽くせない切実さ
滔滔不絶
(とうとうふぜつ)
話し方の流暢さよどみなく話し続ける勢い

対義語

「千言万語」とは対照的に、言葉数の少なさを表す言葉には、以下のようなものがあります。

  • 一言半句(いちごんはんく):
    ほんのわずかな言葉。「千言万語」とは対照的に、言葉数の少なさを表す。

英語表現

thousands of words

千言万語をそのまま置き換えたような、非常に多くの言葉

Thousands of words couldn’t express how grateful I am.
(千言万語を尽くしても、この感謝は言い表せない。)

words fail me

言葉では言い尽くせないほどの強い思いを表す表現

Words fail me when I try to describe her kindness.
(彼女の優しさを言い表そうとすると、千言万語を尽くしても言葉が出てこない。)

「千」と「万」を並べる、感情を誇張する言葉の型

千言万語は、数えきれないほど多くの言葉、あるいは尽くしても尽くしきれない思いを表す四字熟語です。
「千」と「万」はどちらも具体的な数量ではなく、限りなく多いことを示す象徴的な数として使われています。

同じように「千」と「万」を組み合わせて多さや変化の大きさを誇張する四字熟語は、絶えず変化し続けることを表す千変万化や、多くの客が入れ替わり訪れることを表す千客万来など、ほかにも数多く存在します。

漢数字の中でも「千」と「万」は、実際の数を数えるためではなく、程度の大きさを印象づけるために好んで組み合わせて使われてきました。
千言万語もこうした型に連なる表現の一つです。

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