意味
「関門(かんもん)」とは、そこを乗り越えない限り先へ進めない、大きな壁として立ちはだかる難所や試験を指す言葉です。
もともとは関所の門という具体的な建造物を指す言葉でしたが、そこから比喩的に広く使われるようになりました。
- 関(かん):関所、通行を検査する所。
- 門(もん):出入り口。
語源・由来
「関門」は、旅人が通行の許可を得るために通らなければならなかった「関所の門」という、文字通りの意味から生まれた言葉です。
日本や中国では古くから、国境や要所に関所が設けられ、通行人はそこで身分や荷物の検査を受けなければ先へ進むことができませんでした。
この関所の門を必ず通過しなければならないという構造が、目的達成のために避けて通れない試験や困難を指す比喩として転用されるようになったと考えられています。
関所という制度そのものから自然に生まれた表現です。
使い方・例文
入学試験や資格試験、選考など、突破すべき重要な段階を指して使われます。
- 面接は採用試験最大の関門だった。
- この資格試験は、専門職への大きな関門となっている。
- いくつもの関門を乗り越えて、ようやく契約にこぎつけた。
類義語・関連語
英語表現
a barrier
障壁、関門。
Passing this exam is the biggest barrier to becoming a doctor.
(この試験に合格することが、医師になるための最大の関門だ。)
関門海峡は下関の「関」と門司の「門」
本州と九州を隔てる「関門海峡」の名前は、海峡をはさんで向かい合う下関の「関」と門司の「門」を合わせたものです。
関所の門という意味から付いた名前ではありません。
ただ、海峡の両岸には実際に関所が置かれていました。
九州側の門司には古代から中世にかけて門司関があり、通る船を調べていました。
本州側の下関も、中世には赤間関と呼ばれた関所の町で、「下関」の「関」はこの関に由来します。
海峡の名前は2つの地名を合わせただけのものですが、その両岸には、言葉のもとの意味どおりの「関所」がありました。









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