ことわざ

すべての道はローマに通ず

(すべてのみちはろーまにつうず)

多くのものが一つの中心に向かって集まっていることのたとえ。また、あらゆることが一つの真理から発しているというたとえ。

異形:凡ての道はローマに通ず

14文字の言葉す・ず」から始まる言葉
すべての道はローマに通ず ことば
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意味

「すべての道はローマに通ず」とは、数多くのものが一つの中心に集まってくること、また、多くの物事が結局は一つの真理に行き着くことのたとえです。
ふだんの会話では、やり方が一つに決まっていない物事について、手順が違っても行き着く先は同じだという意味で使われることが目立ちます。

  • ローマ:古代ローマ帝国の都。現在のイタリアの首都。
  • 通ず(つうず):道がつながって行き着く。

語源・由来

「すべての道はローマに通ず」は、古代ローマ帝国に張りめぐらされた街道を下敷きにした言葉です。
ローマ帝国の盛時には世界各地からの道がローマに通じており、そこから生まれた言い方です。

英語にも「All roads lead to Rome」という同じ形のことわざがあります。
同じ目的を遂げるにも方法はいろいろある、という意味で使われます。

使い方・例文

「すべての道はローマに通ず」は、進め方が人によって違っても同じ結果に行き着いたときに使われます。

  • 独学でも通学でも構わない。すべての道はローマに通ずだ。
  • 手順は正反対なのに答えは同じ。すべての道はローマに通ずである。
  • どの部署の悩みも人手不足に行き着く。すべての道はローマに通ずだ。

類義語・関連語

「すべての道はローマに通ず」と同じく、ローマを引き合いに出した西洋のことわざが日本語に定着しています。

  • ローマは一日にして成らず(ろーまはいちにちにしてならず):
    大きな仕事は長い年月と努力の積み重ねがあって仕上がるという教え。
  • 郷に入っては郷に従え(ごうにいってはごうにしたがえ):
    移った先の風習ややり方に合わせるのがよいという心得。

「郷に入っては郷に従え」は、英語の「When in Rome, do as the Romans do」にあたる言い方です。
直訳すると「ローマではローマ人のするようにせよ」で、こちらもローマを目印にした言い回しです。

西洋から訳されて日本語に定着した言葉は、下記のページでまとめて紹介しています。

読み方と書き方

「通ず」の読み

「通ず」は「つうず」と読みます。
文語の言い切りの形で、口語にした「通ずる」を使って「すべての道はローマに通ずる」と言うこともあります。

「凡ての道」という書き方

「すべて」を漢字で書いて、「凡ての道はローマに通ず」とすることもあります。
「凡て」は「すべて」と読ませる書き方で、ふだんはかな書きの「すべて」が広く使われます。

街道の女王と呼ばれたアッピア街道

ローマの道のうち最も古い石舗装の道は、紀元前312年に着工されたアッピア街道です。
監察官アッピウス・クラウディウスが建設を始めたため、その名が付きました。
はじめはローマと南のカプアを結ぶ道で、のちにイタリア半島の先端に近いブルンディシウム(現在のブリンディジ)まで延ばされ、全長は約540キロに達しました。
幅8メートルの石畳で、「街道の女王」と称されました。
舗装や里程標が残る区間があり、現在も通行できる部分があります。

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