慣用句

歯が浮く

(はがうく)

歯の根がゆるむ。また、軽はずみできざな言動に接して、不快な気持ちになる。


4文字の言葉は・ば・ぱ」から始まる言葉
歯が浮く ことば
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意味

「歯が浮く」とは、歯の根がゆるんでむずがゆく感じられること、また軽はずみでキザな言動に触れて白けた気持ちになることを表す言葉です。
実際の歯の具合をそのまま言う場合と、人の言葉づかいを評して使う場合とがあります。

語源・由来

「歯が浮く」は、すっぱいものを食べたときや、耳ざわりな音を聞いたときに感じる、歯の根もとがゆるむような体の反応を指す言葉でした。
軽はずみでキザな言動への不快感を言う使い方が現れるのは、そのあとになります。

使い方・例文

「歯が浮く」は、お世辞やキザな言い回しを聞かされて、こちらが居心地悪くなる場面でよく使われます。

  • 課長を持ち上げるあの言い方は、聞いていて歯が浮く
  • 歯が浮くような台詞を、彼はまばたきもせず口にした。
  • 冷たい水がしみるたびに、歯が浮くような感じが続く。

類義語・関連語

「歯が浮く」と同じように、見えすいた言葉や、それを聞かされたときの不快さを表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 白々しい(しらじらしい):
    うそや本心でないことが見え透いている様子。
  • 虫唾が走る(むしずがはしる):
    胸がむかむかするほどの、強い不快感。
  • 胡麻をする(ごまをする):
    人にへつらって、自分の利益をはかる振る舞い。

「歯が浮く」と「虫唾が走る」の違い

どちらも相手の言動に不快感をおぼえたときの言葉で、見えすいたお世辞を前にすると両方が浮かびます。
分かれるのは、何に反応しているのかと、その不快さがどれくらい重いのかという点です。

語句反応するもの不快さの重さ
歯が浮く
(はがうく)
軽はずみでキザな言葉づかい不快な気持ちになる程度
虫唾が走る
(むしずがはしる)
相手そのものや言動全般胸がむかむかするほど

英語表現

set your teeth on edge

耳ざわりな音や見えすいた物言いにいらだつときの言い方。歯の根が浮く感覚をそのまま不快感に重ねた表現。

His flattery set my teeth on edge.
(彼のお世辞には歯が浮きました。)

make someone cringe

気恥ずかしさで身を縮めたくなるほど、聞いていられない感じを表す言い方。

The cheesy lines in his speech made me cringe.
(彼の演説のキザな文句には歯が浮きました。)

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