意味
「笑門来福」は、笑いの絶えない家庭には、自然と幸せが舞い込むという、ことわざ「笑う門には福来たる」を四字に凝縮した言葉です。
人をあざける笑いではなく、家じゅうが明るく笑っている様子を指します。
年賀状や書き初め、店に掲げる色紙など、短い言葉で縁起をかつぐ場面で使われます。
- 笑門(しょうもん):笑い声の絶えない家の門。
- 来福(らいふく):福がやって来ること。
語源・由来
「笑門来福」は、ことわざ「笑う門には福来たる」を漢字四字に組み替えた言葉です。
もとのことわざの「門」は家の出入り口を指し、そこから家そのものや家族、一門を表しています。
この「福」は、かつて商売繁盛や家庭円満をもたらすと考えられていた福の神の福で、笑いと幸福の到来をまっすぐに結びつけた言い方になっています。
もとのことわざは上方のいろはかるたにも取られ、絵札には満面の笑みを浮かべた大黒さまが描かれていました。
使い方・例文
「笑門来福」は、新年のあいさつや、明るく過ごそうと呼びかける場面で使われます。
- 年賀状の隅に笑門来福と書き添えて、親戚に送った。
- 店の壁には、今年も笑門来福の色紙が掛かっている。
- 笑門来福というし、まずは笑って新年を迎えよう。
類義語・関連語
「笑門来福」と同じように、明るい笑顔や和やかな空気が幸せにつながる様子を表す言葉には以下のようなものがあります。
- 笑う門には福来たる(わらうかどにはふくきたる):
笑い声の絶えない家には、自然と幸福が訪れるという教え。 - 和気藹々(わきあいあい):
和やかな気分がその場に満ち、みんなが打ち解けている様子。 - 和顔愛語(わげんあいご):
穏やかな表情と親しみのある言葉で人に接すること。
「笑門来福」と「笑う門には福来たる」の違い
二つは同じ内容を伝える言葉で、迷うのは長さと使う場所です。
四字の「笑門来福」は書いて掲げる言葉として、句の形の「笑う門には福来たる」は語りかける言葉として使われます。
| 語句 | 形 | よく使われる場 |
|---|---|---|
| 笑門来福 (しょうもんらいふく) | 漢字四字 | 年賀状や色紙 |
| 笑う門には福来たる (わらうかどにはふくきたる) | ことわざの句 | 会話や励まし |
「来福」という並べ方
「笑門来福」を二字ずつに切ると、「笑門」と「来福」に分かれます。
「来福」のように、現れることを表す漢字を先に置く並べ方は漢文の書き方で、「来客」が「客が来る」を表すのと同じ組み立てです。
日本語の語順どおりなら「福が来る」となるところを、二字に畳むために前後を入れ替えた形になっています。
同じ「福」を使う二字の言葉には「招福」があり、こちらは福を招くこと、幸せを呼び寄せることを表します。









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