四字熟語

故事来歴

(こじらいれき)

昔から伝わる物事のいわれや歴史。物事がそうなった理由や経緯。

異形:古事来歴

6文字の言葉こ・ご」から始まる言葉
故事来歴 ことば
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意味

「故事来歴」は、ある物事の起源から今日に至るまでの経緯を、ひとまとめに指す言葉です。
神社仏閣の由緒や、家紋・地名のいわれなど、あらたまった場面で説明を求めるときによく使われます。

  • 故事(こじ):昔にあった出来事やいわれ。
  • 来歴(らいれき):物事がたどってきた経歴や歴史。

語源・由来

「故事来歴」は、「故事」と「来歴」という、いずれも古くからある言葉を組み合わせてできた四字熟語です。
神社や寺院の由緒、家紋や地名のいわれなどを説明する際の、あらたまった言い方として使われてきました。

使い方・例文

「故事来歴」は、神社や寺院、家紋や地名など、伝統のあるものについて尋ねたり説明したりする場面で使われます。

  • この神社に伝わる故事来歴を、宮司にくわしく尋ねてみた。
  • 家紋の故事来歴を調べたら、意外な武将にたどり着いた。

類義語・関連語

「故事来歴」と同様に、物事の起源を表す言葉には、次のようなものがあります。

  • 由緒(ゆいしょ):神社仏閣や家柄など、格式のある伝わり方。
  • 由来(ゆらい):物事が起こった原因や成り立ち。

「故事来歴」と類義語の違い

三つとも物事の起源を表しますが、硬さや使う場面が異なります。
「故事来歴」は起源から現在までの経緯全体を改まって指す言い方で、「由緒」は神社仏閣や家柄の格式ある伝わりを、「由来」は日常的な場面でも使える物事の起源を指します。

語句硬さ・使う場面
故事来歴
(こじらいれき)
改まった場面で経緯全体を指す
由緒
(ゆいしょ)
神社仏閣や家柄の格式ある伝わり
由来
(ゆらい)
日常的な場面でも使う起源

英語表現

the story behind it

直訳は「その裏にある物語」。物事の背景にある経緯やいわれを尋ねたり紹介したりする際に使われる表現で、堅苦しくない場面での「故事来歴」に近い。

Every old building here has the story behind it.
(ここにある古い建物には、それぞれ故事来歴がある。)

門前で配られた一枚刷り

江戸時代の寺社は、自分たちの故事来歴を「略縁起」と呼ばれる一枚刷りや小冊子にまとめ、参詣に訪れた人々に配っていました。
そこには、本尊にまつわる言い伝えや、創建にかかわった人物のことなどが、ごく短くまとめられています。
由緒を尋ねられたときに口頭で答えるだけでなく、こうした印刷物の形で持ち帰れるようにしていた点に、故事来歴を伝えることへの当時の力の入れようがうかがえます。

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