四字熟語

億万長者

(おくまんちょうじゃ)

並外れた大金持ちを誇張して表す言葉。


9文字の言葉」から始まる言葉
億万長者 ことば
スポンサーリンク

意味

「億万長者」とは、並外れた大金持ちを指す言葉です。
実際に億単位の資産があるかどうかを厳密に問うものではなく、大金持ちを誇張して表すときに使われます。
日常の会話では、大きな買い物や贅沢を話題にする場面でも軽く使われます。

  • 億万(おくまん):数えきれないほどの大きな数。
  • 長者(ちょうじゃ):多くの財産を持つ人。

語源・由来

「億万長者」は、「百万長者」よりもあとに広まった言い方です。
日本の経済が成長するにつれて、大金持ちを表すのに「百万」という桁では物足りなく感じられるようになり、より大きな「億」という桁が使われるようになりました。
「億長者」では語呂が悪かったため、「万」を挟んだ「億万長者」の形で定着したとみられます。
フランス語で大富豪を指す言葉の訳語として生まれたという説もあります。

使い方・例文

「億万長者」は、大きな夢や願望を語る場面でよく使われます。

  • もし宝くじが当たったら、億万長者になれるのにと夢を見た。
  • 彼は若くして起業に成功し、今や押しも押されぬ億万長者だ。

類義語・関連語

「億万長者」と同じように、並外れた財産を持つ人を表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 百万長者(ひゃくまんちょうじゃ):
    桁は一回り小さいが、同じように並外れた金持ちを表す言葉。
  • 大富豪(だいふごう):
    きわめて大きな財産を持つ人。
  • 左団扇(ひだりうちわ):
    働かなくても暮らせるほど、暮らし向きに余裕のある状態。
  • 濡れ手で粟(ぬれてであわ):
    苦労をせずに多くの利益を得ることのたとえ。

「億万長者」と「百万長者」の違い

「億万長者」と「百万長者」に、意味そのものの違いはありません。
どちらも並外れた金持ちを誇張して表す言葉で、単位となる桁が違うだけです。
現代の話し言葉では、「億万長者」のほうがよく使われます。

対義語

  • 一文無し(いちもんなし):
    お金を全く持っていないこと。

英語表現

billionaire

直訳は「10億の人」で、莫大な資産を持つ人を指す名詞。「百万長者」を意味するmillionaireよりも規模が大きい、現代の富豪を表す表現。

He became a billionaire before he turned thirty.
(彼は三十歳になる前に億万長者になりました。)

filthy rich

直訳は「汚れるほど金持ち」で、あきれるほどの大金持ちを、くだけた調子で表す表現。

Ever since the merger, their family has been filthy rich.
(あの合併以来、彼らの一家は大金持ちです。)

英語も「ミリオネア」だけでは物足りなくなった

同じような桁の入れ替わりは、英語にも見られます。
20世紀前半には「millionaire(百万長者)」が最高位の金持ちを指す言葉でしたが、世界経済の拡大にともなって、「billionaire(億万長者)」というより大きな桁を使う言葉も一般に使われるようになりました。
millionaireという言葉自体が使われなくなったわけではなく、豊かさを数字で語るときの「基準となる桁」が時代に合わせて大きくなっていく発想は、日本語にも英語にも共通して見られます。

スポンサーリンク

コメント