意味
「腰を据える(こしをすえる)」とは、他に気を移さず、一つの物事に集中してじっくりと向き合うという意味です。
引っ越し先や新しい仕事など、ある場所や立場に落ち着いて長くとどまる場合にも使われます。
- 据える(すえる):しっかりと動かないように置く。
語源・由来
「腰を据える」は、もとは腰を沈めて体の重心を低くする、体の構えを表す言葉です。
その構えから、他に気を移さず落ち着いて一つの物事に向き合う態度や、ある場所にすっかり落ち着くことにも使われるようになりました。
使い方・例文
- 転職はせず、今の会社で腰を据えて働くことに決めた。
- この町で長く暮らすつもりで、家族そろって腰を据えることにした。
- 新人はまだ落ち着かず、腰を据えて仕事に取り組めていない。
類義語・関連語
この言葉と同様に、物事に本気で取り組む姿勢を表す言葉に、次のようなものがあります。
- 本腰を入れる(ほんごしをいれる):
本気になって真剣に物事に取り組むこと。
「腰を据える」と「本腰を入れる」の違い
どちらも物事に真剣に取り組む様子を表します。
本腰を入れるは本気になって取り組むことを表し、腰を据えるは落ち着いてじっくり取り組むことに重きがあります。
また、腰を据えるには、ある場所に落ち着いてとどまるという意味もあります。
| 語句 | 意味 |
|---|---|
| 腰を据える (こしをすえる) | 落ち着いて一つの物事に取り組む/ある場所に落ち着く |
| 本腰を入れる (ほんごしをいれる) | 本気になって物事に取り組む |
英語表現
settle down to
取りかかる物事に、注意をすべて向けることを表す表現。
He decided to settle down to his new job.
(彼は新しい仕事に腰を据えることにした。)
腰が重い・腰が低い・腰を抜かす、「腰を据える」の仲間
日本語には、腰を使って人の様子や態度を表す言い回しが数多くあります。
例えば、腰が重いは行動を起こすまでに時間がかかる様子を、腰が低いは他人にへりくだる態度を、腰を抜かすは驚きのあまり立てなくなる様子を表します。
腰を据えるもこの仲間の一つで、腰を沈めて重心を低くする体の構えを、気持ちの落ち着きに重ねた言い方です。



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