ことわざ

虎口を逃れて竜穴に入る

(ここうをのがれてりゅうけつにいる)

一つの災難を逃れても、また別の災難に遭うこと。


16文字の言葉 / 「こ・ご」から始まる言葉
虎口を逃れて竜穴に入る ことば
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意味

「虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)」とは、恐ろしい虎口ここう(= 虎の口)をようやく逃れたと思ったら、今度は竜穴りゅうけつ(= 竜の棲むほら穴)に入り込んでしまうように、一つの災難を逃れても、また別の災難にあうことのたとえです。

ほっとひと息ついた直後に、また新たな災いに飛び込んでしまうという、災難が連続する様子を表しています。

使い方・例文

  • 会社を辞めて独立したら資金繰りに苦しみ、虎口を逃れて竜穴に入るとはこのことだと感じた。
  • 台風を乗り切った矢先に地震が起き、虎口を逃れて竜穴に入る思いだった。
  • 借金を完済した直後に会社が倒産し、彼はまさに虎口を逃れて竜穴に入る境遇にある。

類義語・関連語

「虎口を逃れて竜穴に入る」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ):
    一つの危険を避けても、すぐ別の危険に直面すること。
  • 一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん):
    一つの災難が過ぎたと思ったら、すぐにまた別の災難が来ること。

対義語

「虎口を逃れて竜穴に入る」とは対照的な意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

  • 順風満帆(じゅんぷうまんぱん):
    物事がすべて思い通りに順調に進むこと。

英語表現

「虎口を逃れて竜穴に入る」を英語で表現する場合、以下のような定型句が使われます。

Out of the frying pan and into the fire

直訳は「フライパンから飛び出して火の中へ」で、一つの危険を逃れた直後に、さらに大きな危険に陥ることを表す言い回し。

I escaped my strict boss only to get an even harder one. It’s really out of the frying pan and into the fire.
(厳しい上司から逃れたのに、もっと厳しい上司に代わった。まさに虎口を逃れて竜穴に入るだ。)

「虎口を逃れる」と「虎口を逃れて竜穴に入る」の違い

「虎口を逃れて竜穴に入る」は、同じ「虎口ここう」を含む虎口を逃れるに、「竜穴に入る」が続く形のことわざです。
「虎口を逃れる」は、きわめて危険な状態からかろうじて脱出することだけを指し、逃れた先で何が起こるかには触れません。

「虎口を逃れて竜穴に入る」は、そこからさらに別の危険な場所に入り込んでしまうところまでを描いており、二つの言葉は逃げる場面で終わるか、また災難に遭うところまで続くかで区別されます。

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