意味
「手のひらを返す(てのひらをかえす)」とは、物事がたやすくできるという意味です。
また、態度や考え方が簡単に変わるという意味でも使います。
たやすさをたとえる場合は「手のひらを返すよりやさしい」、態度の変化をたとえる場合は「手のひらを返したように」の形でもよく使われます。
語源・由来
この言葉は、手のひらを裏返すことを、たやすさや変化の急さにたとえた言い方です。
漢籍では、前漢の枚乗が、反乱を考えていた呉王を諫めた上書(= 君主への意見書)が、『漢書』(= 前漢の歴史書)の枚乗伝に収められています。
その中に、「易於反掌」(= 手のひらを返すよりたやすい)の字句を含む次の一節があります。
必若所欲爲,危於絫卵,難於上天;變所欲爲,易於反掌,安於太山。
(どうしてもしようとしていることを行えば、積み重ねた卵よりも危うく、天に上るよりも難しい。しようとしていることを改めれば、手のひらを返すよりもたやすく、泰山よりも安らかである。)
使い方・例文
- 昨日まで反対していた人が、私の案が通ると手のひらを返したように賛成した。
- 勝ち目がないと見ると、彼は手のひらを返して相手側についた。
- 使い慣れた道具の組み立てなら、手のひらを返すようにすぐ終わる。
類義語・関連語
「物事がたやすくできる」という意味では、次の語に言い換えられます。
「手のひらを返す」は「掌を返す」とも書き、読みは三通り
「掌」は「掌を返す」「掌を返す」のように読み、漢語として「掌を返す」とも読みます。
「手のひらを返す」のほか「手の平を返す」とも書かれます。



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