意味
「歳寒三友(さいかんさんゆう)」とは、冬の寒さに耐える松・竹・梅を組み合わせた、東洋画の画題という意味です。
梅・水仙・竹の組み合わせをいう場合もあります。
また、山水・松竹・琴酒という、君子が友とする3つのものを指すこともあります。
- 歳寒(さいかん):一年で寒い季節。
- 画題(がだい):絵に描く題材。
- 君子(くんし):徳のそなわった立派な人。
語源・由来
この言葉は、寒さに耐える植物を、人が友とするものになぞらえた呼び名です。
松・竹・梅はそれぞれを描いた絵が古くからありましたが、三つを組み合わせた絵が目立つのは、明(= 中国の王朝)以降とされます。
もとは、節操を曲げない士人(= 学問のある人)の精神を表す画題でした。
日本に入ると「松竹梅」と呼ばれ、めでたい意味が強くなりました。
山水・松竹・琴酒を指す歳寒三友は、乱世に友とすべき三つのものという意味です。
「歳寒」は冬の寒い季節のことで、逆境や乱世のたとえにも使われます。
使い方・例文
- 床の間の掛け軸には、雪の中の松と竹と梅を描いた歳寒三友の絵がかかっている。
- 展覧会で、梅と水仙と竹を組み合わせた歳寒三友の図を見た。
- 美術の授業で、歳寒三友が節操を曲げない精神を表す画題だと習った。
類義語・関連語
同じ植物を取り合わせる、東洋画の画題の仲間です。
- 松竹梅(しょうちくばい):
歳寒三友の松・竹・梅を、日本でこう呼ぶ言い方。めでたい意味が強い。 - 四君子(しくんし):
梅・蘭・菊・竹を取り合わせた画題。歳寒三友は類似の画題とされる。


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