意味
「寒江独釣(かんこうどくちょう)」とは、寒々とした冬の川で、ひとり釣り糸を垂れるという意味です。
雪の中で釣りをする人の姿そのものも指し、絵の題材(= 画題)としても親しまれてきました。
- 寒江(かんこう):冬の寒々とした川。
- 独釣(どくちょう):ひとりで釣りをすること。
- 画題(がだい):絵の題材。
語源・由来
この言葉は、唐の詩人柳宗元の五言絶句「江雪」に詠まれた情景が元です。
詩の全文は、次のとおりです。
千山鳥飛絕,萬徑人蹤滅。
孤舟簑笠翁,獨釣寒江雪。
(多くの山から鳥の飛ぶ姿が消え、多くの小道から人の足跡も消えた。ただ一そうの小舟に、蓑と笠をつけた老人が、雪の降る寒い川でひとり釣りをしている。)
最後の句に「独釣」「寒江」の字が並んでおり、のちにこの情景が多く画題となりました。
使い方・例文
- 絵画展で、寒江独釣を題材にした静かな一幅を見た。
- 凍える朝の川辺で竿を出す老人は、寒江独釣の絵のようだった。
- 彼女は書道展に、寒江独釣の四字を力強く書いて出品した。


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