意味
「春秋高し(しゅんじゅうたかし)」とは、年を重ねて、高齢になっているという意味です。
「春秋」は春と秋が巡る年月のことで、そこから年齢を表します。
若さを表す「春秋に富む」と、反対の意味になります。
語源・由来
この言葉は、中国の古典『戦国策』(= 戦国時代の中国の出来事や弁論を記した書物)の秦策に見える表現です。
同じ言い方は、『韓詩外伝』(= 『詩経』にちなむ逸話を集めた書物)の巻十の話にも出てきます。
戦国時代、斉の貴族の孟嘗君のもとを、楚丘先生という人物が訪ねました。
孟嘗君は、次のように言っています。
先生老矣,春秋高矣,多遺忘矣,何以教文?
(先生はお年を召され、年齢も高く、もの忘れも多いのに、私に何を教えてくださるのですか。)
楚丘先生は、老いてなどいないと言い返しました。
孟嘗君は、汗が足もとまで流れるほど恥じ入って、あやまったと伝えられています。
使い方・例文
- 祖父は春秋高しといえども、毎朝の散歩を欠かさない。
- 校長は春秋高く、今年度限りで退職する予定だ。
- 師はすでに春秋高いが、背筋を伸ばして講義を続けた。
対義語
- 春秋に富む(しゅんじゅうにとむ):
年が若く、先の年月が長いこと。


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