慣用句

恩を売る

(おんをうる)

のちに感謝や見返りを受けることを見込んで、人に恩を施すこと。


5文字の言葉 / 「お」から始まる言葉
恩を売る ことば
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意味

「恩を売る(おんをうる)」とは、相手からの感謝や見返りを当てにして、人のためになることをしてやるという意味です。
先々の自分の得を考えての親切で、利己心から出た行いをいいます。

語源・由来

この言葉の「売る」は、品物を売るという意味ではなく、相手が動くように仕向ける、押しつけるという意味です。

使い方・例文

  • 引っ越しを手伝ったのは、あとで車を借りるために恩を売っただけだよ。
  • 彼は役員の息子の就職を世話して恩を売り、昇進の足がかりにした。
  • 締め切り前の同僚の仕事を引き受けて恩を売り、次の休みの交代を頼みやすくした。

関連語

  • 恩に着せる(おんにきせる):
    人に施した恩を自慢したり、わざとありがたがらせようとしたりする態度。
    見返りを当てにして恩を施すのが「恩を売る」で、施した恩を誇示するのが「恩に着せる」。

使うときの注意

恩を受けた側が感謝の気持ちを抱くことを表すのは「恩に着る」です。
この意味で「恩を買う」という言い方はありません。

「名を売る」「国を売る」は別の「売る」

「売る」を使う言い回しには、「売る」の意味が違うものが混ざっています。
「名を売る」「顔を売る」の「売る」は、自分のことを世間に知られるようにするという意味です。
一方、「国を売る」「仲間を売る」の「売る」は、自分の利益のために味方を裏切るという意味で使われています。
「恩を売る」の「売る」は、このどちらとも違う使い方です。

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