慣用句

一肌脱ぐ

(ひとはだぬぐ)

他人を助けるために、本腰を入れて力を貸すこと。

異形:片肌脱ぐ

6文字の言葉 / 「ひ・び・ぴ」から始まる言葉
一肌脱ぐ ことば
スポンサーリンク

意味

「一肌脱ぐ(ひとはだぬぐ)」とは、困っている人のために、本気で力を尽くして助けるという意味です。
「片肌脱ぐ」ともいいます。

語源・由来

この言葉は、ひと仕事をするときに肌脱ぎ(= 着物の袖から腕を抜き、上半身の肌を出した姿)になることからきています。
力仕事に取りかかるその姿から、本腰を入れて人を助けることを表すようになりました。

材木の積まれた置き場で働く男たち。中央の男は着物の上半身を脱いで腰に垂らし、角材を鋸で挽いている。左上の材木の山の上にも同じ姿の男がいて、遠くに富士山が見える
葛飾北斎『冨嶽三十六景』のうち「本所立川」。材木置き場で、着物の上を腰まで下ろした肌脱ぎの姿で働く男たち

使い方・例文

人が誰かを助けるときに使う言葉で、銀行や国のような組織が援助する場面には使いません。
なお、「ひとはだ」に「人肌」の字を当てるのは間違いです。

  • 引っ越しの人手が足りないと聞いて、先輩が一肌脱いでくれた。
  • 「幼なじみの店の立て直しなら、私が一肌脱ごう」と父は言った。

類義語・関連語

  • 手を貸す(てをかす):
    労力を出して人の手伝いをすること。「本気になって」という含みまでは持たない言い方。
  • 力を貸す(ちからをかす):
    手助けや援助をすること。一肌脱ぐより広く、助けること全般を指す表現。
  • 一役買う(ひとやくかう):
    ある仕事の中の一つの役目を、自分から進んで引き受けること。人を助けることより、役割を担う点に重心がある語。
スポンサーリンク

コメント

URLをコピーしました