「頭・顔」に関することわざ・慣用句・故事成語・四字熟語一覧

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【特集】ことわざ・慣用句・四字熟語

「頭(あたま)」は、思考や知恵の中心であり、「顔(かお)」は、その人の感情や社会的信用(面子)を表す部位として認識されています。「頭が切れる」といえば知性を示し、「顔が広い」といえば人脈を示します。

「頭が上がらない」「顔に泥を塗る」「竜頭蛇尾」など、現代でも日常的に使われる表現が豊富で、頭と顔にまつわる言葉は人間の知性や社会的立場を巧みに表現しています。

ここでは、「頭」や「顔」に関連する、主なことわざ・慣用句・四字熟語・故事成語を紹介します。

「頭・顔」に関する ことわざ

  • 頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず):
    欠点の一部だけを隠して、全体を隠したつもりになっている愚かさを嘲笑う言葉。
  • 仏の顔も三度まで(ほとけのかおもさんどまで):
    どれほど温厚な人でも、無礼なことを繰り返されればしまいには怒るというたとえ。
  • 泣きっ面に蜂(なきっつらにはち):
    不幸なことの上に、さらに不幸が重なることのたとえ。

「頭・顔」に関する慣用句

頭に関する表現

知性・思考・判断

  • 頭が切れる(あたまがきれる):
    知恵がよく働き、物事を素早く的確に処理できること。
  • 頭が固い(あたまがかたい):
    考え方が頑固で、柔軟性がないこと。
  • 頭が柔らかい(あたまがやわらかい):
    考え方に柔軟性があり、物事を多角的に捉えられること。
  • 頭が古い(あたまがふるい):
    考え方が時代遅れであること。
  • 頭に入れる(あたまにいれる):
    記憶すること。覚えておくこと。
  • 頭をひねる(あたまをひねる):
    どうすればよいか、あれこれ考えを巡らせること。
  • 頭を悩ます(あたまをなやます):
    どうしたらよいか、思い悩むこと。

態度・姿勢・敬意

  • 頭が上がらない(あたまがあがらない):
    相手に引け目を感じたり、恩義があったりして、対等な立場でいられないこと。
  • 頭が下がる(あたまがさがる):
    相手の行いや考え方に、深く感心させられること。敬服すること。
  • 頭が低い(あたまがひくい):
    人に対して謙虚である、丁寧であるさま。
  • 頭ごなし(あたまごなし):
    相手の言い分も聞かずに、一方的に叱りつけたり命令したりすること。

感情・状態

  • 頭に来る(あたまにくる):
    非常に腹が立つこと。
  • 頭を冷やす(あたまをひやす):
    興奮した状態を鎮め、冷静になること。
  • 頭を抱える(あたまをかかえる):
    どうしてよいかわからず、ひどく思い悩むこと。
  • 頭をもたげる(あたまをもたげる):
    (考えや疑念などが)心の中に生じてくること。

力関係・制限

  • 頭を押さえる(あたまをおさえる):
    相手が台頭しないように、力をつけてこないように抑圧すること。
  • 頭打ち(あたまうち):
    それ以上は上がらなくなり、横ばいになること。

その他

  • 頭角を現す(とうかくをあらわす):
    才能や能力が人より優れて目立ってくること。

顔に関する表現

人脈・信用・影響力

  • 顔が広い(かおがひろい):
    知り合いが多く、交際範囲が広いこと。
  • 顔が利く(かおがきく):
    信用や人望があるため、特別な扱いを受けられること。
  • 顔が売れる(かおがうれる):
    有名になること。
  • 顔が揃う(かおがそろう):
    集まるべき人たちが、全員そろうこと。
  • 顔を貸す(かおをかす):
    頼まれて、その場に出席したり、会ったりする。
  • 顔を出す(かおをだす):
    会合などに少しの間だけ出席・参加する。
  • 顔を合わせる(かおをあわせる):
    会うこと。対面すること。

名誉・面子

  • 顔が立つ(かおがたつ):
    その人の面目が保たれること。
  • 顔に泥を塗る(かおにどろをぬる):
    (相手の)名誉や面目をひどく傷つけること。恥をかかせること。
  • 顔を立てる(かおをたてる):
    相手の立場や面目が保たれるように、配慮して扱うこと。
  • 顔を潰す(かおをつぶす):
    相手の名誉や面目を傷つけること。
  • 面目を失う(めんぼくをうしなう):
    名誉や信用を失い、恥ずかしい思いをすること。
  • 合わせる顔がない(あわせるかおがない):
    恥ずかしさや申し訳なさから、相手に会うことができない。

表情・態度

  • 顔が曇る(かおがくもる):
    心配や悲しみなどで、表情が暗くなること。
  • 顔から火が出る(かおからひがでる):
    非常に恥ずかしい思いをして、顔が真っ赤になるさま。
  • 顔色をうかがう(かおいろをうかがう):
    相手の機嫌や考えを、表情から読み取ろうとすること。
  • 涼しい顔(すずしいかお):
    自分に関係があるのに、知らないふりをしたり、平然とした表情でいたりすること。
  • 何食わぬ顔(なにくわぬかお):
    自分に関係があるのに、全く知らないというような平然とした表情。
  • 知らん顔(しらんかお):
    関係があるのに、知らないというそぶりをすること。
  • 大きな顔をする(おおきなかおをする):
    いばった態度をとること。

その他

  • 顔負け(かおまけ):
    相手があまりに優れていて、本職の人や大人が恥ずかしくなるほどであること。
  • (どの)面下げて((どの)つらさげて):
    恥ずべきことをした者が、平然と人の前に現れることを非難する言葉。
  • 面と向かって(めんとむかって):
    相手の目の前で、直接言うこと。
  • 面食らう(めんくらう):
    突然のことで驚き、まごつくこと。
  • 面が割れる(めんがわれる):
    (主に犯人などの)顔や身元が知られること。

「頭・顔」に関する四字熟語

  • 頭寒足熱(ずかんそくねつ):
    頭部を冷たくし、足元を温かくすること。健康に良いとされる状態。
  • 竜頭蛇尾(りゅうとうだび):
    初めは勢いが盛んだが、終わりは振るわないこと。
  • 厚顔無恥(こうがんむち):
    厚かましく、恥知らずなさま。
  • 眉目秀麗(びもくしゅうれい):
    顔だち(眉と目)が整っていて美しいさま。
  • 面目躍如(めんぼくやくじょ):
    その人の名誉や評価が、活躍によって一層高まること。

「頭・顔」に関する故事成語

  • 刎頸の交わり(ふんけいのまじわり):
    首を刎ねられても悔いがないほどの、親しい友人関係のこと。(中国戦国時代の趙の藺相如と廉頗の故事から)
  • 首鼠両端(しゅそりょうたん):
    優柔不断で態度を決めかねること。(穴の入り口で頭を出したり引っ込めたりする鼠の故事から)
  • 白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう):
    心配や悲しみで白髪が非常に長く伸びるという誇張表現。物事を大げさに言うたとえ。(李白の詩「秋浦歌」から)

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