意味
「夕立は馬の背を分ける(ゆうだちはうまのせをわける)」とは、馬の背の片側だけ雨に濡れ、もう片側は乾いたままだというたとえのように、夕立が降る範囲は驚くほど狭く、すぐそばでも降っていないことがあるという意味です。
語源・由来
「馬の背中を境界線にして、右半身は土砂降りで濡れているのに、左半身は晴れていて全く濡れていない」という、極端なまでに局地的な雨の降り方を表した比喩です。
夏の夕立の範囲が非常に狭く、予測が難しいという現実的な気象の観察から生まれた言葉です。
使い方・例文
「夕立は馬の背を分ける」は、同じ地域でも少し場所が違うだけで天気が全く異なる場面で使われます。
- 自転車で数分走っただけで空が晴れ渡り、夕立は馬の背を分けるを実感した。
- グラウンドの半分だけが濡れており、まさに夕立は馬の背を分けるような雨だった。
類義語・関連語
「夕立は馬の背を分ける」と似た意味を持つ言葉には以下のようなものがあります。
- 夏の雨は馬の背を分ける(なつのあめはうまのせをわける):
「夕立は馬の背を分ける」と全く同じ意味の言葉。 - 馬の背を分ける(うまのせをわける):
「夕立は馬の背を分ける」を短縮した言い方。
「夕立は馬の背を分ける」雨を、気象庁は「局地的大雨」と呼ぶ
気象庁の予報用語の一覧は、「ゲリラ豪雨」の言い換えとして「局地的大雨」「集中豪雨」などを示しています。
このうち局地的大雨は、「急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十mm程度の雨量をもたらす雨」と説明されています。
単独の積乱雲が発達して起きる雨で、大雨の注意報・警報が出ていなくても、川や水路が短時間に増水して重大な事故につながることがあるとされています。
「夕立」も予報用語の一覧に入っていて、夏の時期にだけ使う語とされています。
「夕立は馬の背を分ける」が言い表してきた、狭い範囲に急に降る雨の性質は、気象庁の局地的大雨の説明と重なります。










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