慣用句

怒りを買う

(いかりをかう)

自分の言動が原因で、相手を怒らせてしまうこと。


6文字の言葉」から始まる言葉
怒りを買う ことば
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意味

「怒りを買う」とは、自分が取った言動のせいで、結果として相手を憤慨させてしまうことを意味します。悪意の有無にかかわらず、結果として相手に悪感情を抱かれてしまう状況を表します。

  • 買う(かう):自分の側に原因があって、相手に何らかの感情を持たれること。

語源・由来

「怒りを買う」の「買う」は、金銭のやり取りを表す本来の意味から離れ、自分の行いが原因となって、相手に何らかの感情を抱かせるという意味で使われています。
「恨みを買う」「反感を買う」「顰蹙を買う」など、「買う」を使ってマイナスの感情を招くことを表す言い回しは、日本語に数多く見られます。
自分から求めたわけではないのに、自分の行動の結果として、望ましくない感情という「対価」を受け取ってしまう。
そうした構図を、金銭のやり取りである「買う」という動詞にたとえたのが、この言葉の成り立ちです。

使い方・例文

「怒りを買う」は、自分の言動が原因で相手を怒らせてしまった場面で使われます。

  • 軽い気持ちで放った一言が、彼女の怒りを買ってしまった。
  • 約束を破ったことで、取引先の怒りを買う結果となった。
  • そんな態度では、周囲の怒りを買いかねない

類義語・関連語

「怒りを買う」と同様に、自分の言動が原因で悪感情を招く様子を表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 反感を買う(はんかんをかう):相手に不快感や敵意を持たれること。
  • 逆鱗に触れる(げきりんにふれる):目上の人や権力者をひどく怒らせること。

「買う」で語られる感情のやり取り

「怒りを買う」の「買う」は、自分から進んで招いたわけではない結果を表す動詞として、日本語の中で独特の使われ方をしています。
似た構造を持つ言葉に「顰蹙を買う」「恨みを買う」「信頼を買う」などがあり、いずれも自分の行動の結果として、ある種の感情や評価を受け取るという意味で使われます。
一方で「怒りを売る」とは言わないように、「買う」は使われても「売る」は使われないという、非対称な使い方をする点も特徴です。
売買という経済行為の言葉を、目に見えない感情の受け渡しにたとえる発想は、日本語の慣用句にしばしば見られる比喩のパターンです。

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