ことわざ

家に一老あれば、一宝あるが如し

(いえにいちろうあればいっぽうあるがごとし)

家に年配者がいることは、宝を持っているのと同じくらい価値があるということ。


20文字の言葉」から始まる言葉
家に一老あれば、一宝あるが如し ことば
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意味

「家に一老あれば、一宝あるが如し」とは、家に年配者がいることは、宝を持っているのと同じくらい価値があるという意味です。
お年寄りの豊富な経験や知恵を、家族にとってかけがえのない財産として敬う気持ちを表しています。

  • 一老(いちろう):一人の年老いた人。
  • 如し(ごとし):〜と同じである、匹敵する。
  • 一宝(いっぽう):一つの宝物。

語源・由来

「家に一老あれば、一宝あるが如し」は、中国で古くから伝わる俗諺「家有一老、如有一宝」いえにいちろうあれば、いっぽうあるがごとしを日本語に訳した言葉です。
特定の思想家の著作や歴史書に由来するというより、暮らしの中で語り継がれてきた民間の言い伝えという説が有力です。
年配者は長い人生で培った知恵や経験を持ち、家族が困ったときに的確な助言を与えてくれる存在であることから、その価値を宝物にたとえたと考えられています。
中国では今も年長者を敬う文化を象徴することわざとして親しまれており、日本でも高齢者を敬う心を伝える言葉として紹介されることがあります。

使い方・例文

「家に一老あれば、一宝あるが如し」は、家族の中で年長者の存在や助言をありがたく思う場面で使われます。

  • 家に一老あれば、一宝あるが如しというが、祖父の助言はいつも的確だ。
  • 困ったときこそ家に一老あれば、一宝あるが如しを実感する。
  • 同居する祖母を見て、家に一老あれば、一宝あるが如しの意味を知った。

類義語・関連語

孟子も説いていた「老いを敬う」という思想

「家に一老あれば、一宝あるが如し」の背景にある年長者を敬う考え方は、中国の思想家・孟子の言葉にも表れている。

孟子は斉の宣王に対し、「老吾老、以及人之老(老いを老いとして、以て人の老いに及ぼす)」と説いた。
自分の親を敬う気持ちを、他人の年長者にまで広げていくべきだという教えである。

孟子はこの考えを単なる家庭内の道徳ではなく、国を治めるうえでの基本として位置づけていた。
年長者の存在を「宝」にたとえるこのことわざも、同じ発想の延長線上にある。

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