巧妙に隠されていたはずの不正が、ある日突然、報道によって明るみに出る。
そうした隠し事を誰の目にも見える形にすることを表すのが、「白日の下に晒す」(はくじつのもとにさらす)です。
意味
白日の下に晒すとは、隠されていた悪事や秘密を、誰の目にも見える形で公にすることという意味です。
不正や欺瞞が明るみに出て、隠しようがなくなる状況を表します。
- 白日:曇りのない明るい太陽。
- 晒す:人目にさらけ出す。
語源・由来
「白日」は本来、燦々と照る真昼の太陽を指す言葉で、そこには「身の潔白」という意味も込められてきました。
隠し事を明るい太陽の下に引きずり出す情景から、不正や秘密を公にする意味へ転じたとされています。
「白日の元に晒す」という表記も見られますが、辞書的には「下」を用いるのが一般的です。
使い方・例文
「白日の下に晒す」は、不正や隠し事が明らかになる場面で使われます。
- 調査報道が、汚職の実態を白日の下に晒した。
- 内部告発により、不正会計が白日の下に晒された。
- いずれ真実は白日の下に晒されるはずだ。
類義語・関連語
「白日の下に晒す」と似た意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 明るみに出す(あかるみにだす):
隠されていた物事を公にすること。
対義語
「白日の下に晒す」とは対照的な意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。
- 闇に葬る(やみにほうむる):
物事を公にせず、なかったことにすること。
英語表現
「白日の下に晒す」を英語で表現する場合、以下の定型表現が使われます。
bring to light
「明るみに出す」という意味の、最も一般的な英語表現です。
- 例文:
The investigation brought the scandal to light.
(調査によって、その不祥事は白日の下に晒された。)
「白日」という漢語が伝える、光と正義のつながり
「白日」は中国の古典から伝わった漢語で、単なる「昼間の太陽」以上に「公明正大であること」という価値観を帯びた言葉です。
「青天白日」のように無実の潔白を表す四字熟語にも同じ漢字が使われており、光と正義を結びつける発想が漢字文化圏に根強くあることがうかがえます。
日本語における「白日」は、この漢語の重みをそのまま受け継いだ表現といえるでしょう。









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