慣用句

芽が出る

(めがでる)

幸運が巡ってきて、成功への道が開け始めること。長い下積みや努力が実を結ぶ場面でよく使う。


4文字の言葉 / 「め」から始まる言葉
芽が出る ことば
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意味

「芽が出る(めがでる)」とは、幸運が巡ってきて、成功の糸口が開けるという意味です。
長い間の下積みや努力がようやく実を結ぶ場面でよく使います。
じわじわと状況が好転していく前向きな響きを持つ言葉で、苦労してきた人ほど実感を込めて使う表現です。

  • 芽(め):植物が伸び始める最初の部分。
  • 出る(でる):内側から外側へ現れる。

語源・由来

「芽が出る」は、植物の種が土の中で育ち、地上に芽を出す瞬間の情景から生まれた表現です。
暗い土の中でじっと養分を蓄えていた種が、ある日ふいに地表を破って顔を出すように、目に見えない努力が結果として表れ始める様子を重ね合わせたものです。

使い方・例文

「芽が出る」は、長年の努力がようやく成果として表れ始めた場面で使われます。

  • 下積み10年、ついに芽が出る兆しが見えてきた。
  • 地道な営業活動に芽が出たようで、契約が増えている。
  • 彼の才能は遅咲きだが、確実に芽が出ている。
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類義語・関連語

「芽が出る」と同様に、努力や才能が実を結ぶ様子を表す言葉には以下のようなものがあります。

  • 日の目を見る(ひのめをみる):
    埋もれていたものが世に知られるようになる様子。
  • 頭角を現す(とうかくをあらわす):
    多くの人の中で才能が際立って目立ち始める様子。

幸運の「芽が出る」は、さいころの「目が出る」とも言う

菊池寛の小説『入れ札』(1921年)では、国定忠次くにさだちゅうじの古い子分こぶんの九郎助くろすけが、役人に追われて国を捨てる親分について行っても、自分に「いい芽が出ようとは思われなかった」と考えます。
ここでの「芽が出る」は、幸運が巡ってくるという意味です。

同じ意味で、さいころによい目が出ることから来た「目が出る」という言い方もあります。
平賀源内ひらがげんないが書いた浄瑠璃じょうるり『神霊矢口渡しんれいやぐちのわたし』(1770年初演)では、登場人物の一人が「近年にないよい目が出たわい」(ここ何年もないほどの運が回ってきた)と喜びます。
運が向くという意味の「芽が出る」は、さいころの「目が出る」と同じ音で、同じ運の巡りを言い表す言葉です。

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