慣用句

物笑いの種

(ものわらいのたね)

人から馬鹿にされ世間から嘲笑される原因となる出来事や欠点。


8文字の言葉」から始まる言葉
物笑いの種 ことば
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意味

「物笑いの種」とは、人から馬鹿にされ、世間の嘲笑の対象となる出来事や欠点という意味です。

一時的にからかわれるだけでなく、長く語り草として笑いの対象にされ続けるような、恥ずべき失敗や弱点を指します。
当人にとっては不名誉で、避けたい状況を表す言葉です。

  • 物笑い(ものわらい):人から笑われ、馬鹿にされること。
  • (たね):物事の原因、きっかけ。

語源・由来

「物笑いの種」は、「物笑い」という言葉に、原因を意味する「種」が結びついてできた表現です。

「種」はもともと植物の種を指す言葉ですが、そこから転じて、物事が生まれるきっかけや原因を表す比喩として広く使われるようになりました。
「笑いの種」「話の種」などと同じ発想で、人から笑われ、からかわれる原因となる出来事や欠点を「物笑いの種」と呼ぶようになりました。

使い方・例文

「物笑いの種」は、恥ずかしい失敗や弱点が長く話題にされる場面で使われます。

  • 彼のうっかりミスは、社内で物笑いの種になった。
  • そんな失態をさらしては、物笑いの種にされかねない。
  • 昔の失恋話が、いまだに友人たちの物笑いの種だ。

類義語・関連語

「物笑いの種」と同様に、笑いや嘲りの対象となることを表す言葉には、以下のようなものがあります。

  • 笑いの的(わらいのまと):
    多くの人からからかわれる対象になること。
  • 語り草(かたりぐさ):
    後々まで話の種として語り継がれること。

「物笑いの種」と「笑いの的」の違い

どちらも人からからかわれる対象になることを表しますが、範囲に違いがあります。「笑いの的」はその場でからかわれる対象になることを広く指すのに対し、「物笑いの種」は恥ずべき失敗や弱点として、後々まで語り継がれるように扱われる出来事を指します。

語句特徴
物笑いの種
(ものわらいのたね)
長く語り継がれる、恥ずべき出来事や弱点
笑いの的
(わらいのまと)
その場でからかわれる対象になること全般

英語表現

a laughing stock

人々から笑いものにされる対象を表す表現。

His mistake made him a laughing stock at the office.
(彼の失敗は社内で物笑いの種になった。)

「種」は、笑いを生む植物の種と同じ発想

「種(たね)」はもともと植物の種子を指す言葉ですが、そこから転じて、物事が生まれるもと・きっかけを表す比喩として使われるようになりました。
「話の種」「笑いの種」も同じ発想の言い方です。

人から笑われたりからかわれたりする原因になった出来事や欠点を、笑いを生み出す「種」に見立てたのが「物笑いの種」です。

10世紀後半に成立した『落窪物語』には、すでに「物わらひする人」という表現が見られ、人を笑いものにするという行為そのものは古くから日本語のなかにありました。

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