四字熟語

平々凡々

(へいへいぼんぼん)

極めてありふれていて、特にすぐれたり変わったりしている点がないこと。

異形:平平凡凡

8文字の言葉へ・べ・ぺ」から始まる言葉
平々凡々 ことば
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意味

「平々凡々」とは、これといった特徴もなく、可もなく不可もなくありふれている様子を表す四字熟語です。
良くも悪くも刺激がなく、代わり映えのしない様子を指して使われることが多く、褒め言葉というよりは物足りなさを含んだ響きを持ちます。

語源・由来

「平々凡々」は、「平凡」という言葉の「平」と「凡」を一字ずつ重ねて作られた四字熟語です。同じ漢字を繰り返して意味を強める言い方は、日本語の四字熟語にいくつも見られる作り方で、「明白」を重ねた「明々白々」も同じ組み立てです。

使い方・例文

「平々凡々」は、これといった出来事もなく穏やかに過ぎていく毎日や、目立った特徴のない人物・経歴を指して使われます。

  • 特別な出来事は何もない、平々凡々とした一日だった。
  • 彼の経歴は平々凡々で、目立った実績はない。

類義語・関連語

「平々凡々」と同じように、これといった特徴のなさを表す言葉には、次のようなものがあります。

  • 月並み(つきなみ):
    ありきたりで新鮮味がないこと。
  • 十人並み(じゅうにんなみ):
    目立って優れても劣ってもいない、並みの程度であること。

「平々凡々」と類義語の違い

いずれも際立った点がないことを表しますが、当てはまる対象が異なります。「月並み」は考えや表現の新鮮味のなさを、「十人並み」は人の容姿や能力の程度を指すのに対し、「平々凡々」は出来事や人生全般の起伏のなさを表します。

語句ニュアンス当てはまる対象
平々凡々
(へいへいぼんぼん)
起伏や特徴のなさ出来事・人生全般
月並み
(つきなみ)
新鮮味のなさ(やや否定的)考え・表現・アイデア
十人並み
(じゅうにんなみ)
優劣のない並みの程度容姿・能力

対義語

「平々凡々」と正面から対立する、変化に富んだ様子を表す言葉があります。

  • 波乱万丈(はらんばんじょう):
    物事の変化が激しく、劇的な出来事に富んでいること。

英語表現

run-of-the-mill

特に変わったところがなく、ありふれている物事を表す言い方。

It was just a run-of-the-mill Monday at the office.
(それは平々凡々とした、いつもの月曜日の出勤日でした。)

nothing to write home about

特筆すべき点がない、平凡な出来事や体験を表す言い方。

The trip was nice, but honestly, nothing to write home about.
(旅行自体は悪くなかったが、正直なところ平々凡々だった。)

居並ぶ「々」の仲間たち

「平々凡々」と同じ組み立てを持つ四字熟語は、ほかにもいくつかあります。良いか悪いかを公平に判断することを表す「是々非々」や、不思議で奇妙な出来事を表す「奇々怪々」などは、いずれも二字熟語をそのまま重ねて作られた仲間です。漢字を二回書く手間を省く「々」という記号は、もとは繰り返しを示すための符号にすぎませんが、この重なりのリズムがそのまま言葉の強調につながっています。「平々凡々」の場合は、目立った起伏のなさをさらに際立たせる効果を持っています。

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