四字熟語

常住不滅

(じょうじゅうふめつ)

常に変わらず、永遠に滅びないこと。


9文字の言葉し・じ」から始まる言葉
常住不滅 ことば
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意味

「常住不滅」とは、時間が経っても変わることなく、永遠に滅びずに存在し続けることを表す四字熟語です。
もとは仏教語で、生まれては滅びる現象世界とは対照的に、真理や仏の本質だけは永遠不変であるという考え方を示す言葉です。
転じて、優れた業績や精神など、後世まで色あせずに残り続けるものをたたえる場面でも使われます。

  • 常住(じょうじゅう):常に存在し続けること。
  • 不滅(ふめつ):滅びないこと。

語源・由来

「常住不滅」は、仏教における「常住」という考え方を土台にした四字熟語です。
仏教の根本の教えでは、この世のあらゆる現象は生まれては滅びる「諸行無常」なものとされますが、涅槃経などでは、仏の本質である法身だけは生滅を超えて常住不滅であると説かれます。
移ろいゆく現象世界と、変わることのない真理とを対比させる文脈で使われてきた言葉です。

使い方・例文

「常住不滅」は、時代を超えて価値や意義が失われないものをたたえる場面で使われます。

  • 彼の残した功績は常住不滅のものとして語り継がれるだろう。
  • 魂は常住不滅であると説く教えは、多くの宗教に共通して見られる。

類義語・関連語

「常住不滅」と同様に、永遠に変わらないことを表す言葉には、次のようなものがあります。

  • 不老不死(ふろうふし):年を取らず、死ぬこともないこと。
  • 常住不断(じょうじゅうふだん):常に絶えることなく続いていること。

「常住不滅」と「常住不断」の違い

同じ「常住」を含み字面もよく似ていますが、表している内容はまったく異なります。
「常住不滅」は存在そのものが永遠に滅びないことを表す言葉であるのに対し、「常住不断」は行為や状態が絶え間なく続くことを表す言葉です。前者は不滅、後者は継続に焦点があります。

語句焦点使われる対象
常住不滅
(じょうじゅうふめつ)
不滅性(永遠に滅びない)魂・精神などの存在
常住不断
(じょうじゅうふだん)
継続性(絶え間なさ)努力・心がけなどの行為

対義語

「常住不滅」とは反対に、この世のすべては移ろい変わるという考え方を表す言葉に、次のものがあります。

  • 諸行無常(しょぎょうむじょう):この世のすべてのものは、常に変化し続けて同じ状態にとどまらないこと。

英語表現

stand the test of time

長い年月を経ても価値や輝きを失わない、という意味の言い回し。

His novels have stood the test of time and are still read today.
(彼の小説は常住不滅の輝きを保ち、今も読み継がれている。)

world without end

キリスト教の祈りの結びにも使われる、永遠に続くことを表す古めかしい言い回し。

The choir sang of glory and praise, world without end.
(聖歌隊は、常住不滅の栄光と賛美を歌い上げた。)

鐘の音の裏にある常住

仏教の根本の教えは、この世のすべては移ろい続けるという「諸行無常」にあります。
『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」は、この無常観を伝える一節として広く知られています。
ところが同じ仏教の中には、仏の本質である法身だけは生滅を超えて常住不滅であるという、一見矛盾するような教えも存在します。
移ろう現象世界を説きながら、その奥にある真理だけは変わらないと説く。「諸行無常」と「常住不滅」は、仏教が世界をどう見ていたかを示す、対になる二つの言葉です。

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