意味
「竜攘虎搏」は、竜と虎がぶつかり合うように、力の拮抗した強者同士が激しく争うことを表します。単なる小競り合いではなく、互角の実力を持つ者どうしによる、決着のつきにくい激しい戦いを指すときに使われる言葉です。
- 攘(じょう):相手を押しのけること。
- 搏(はく):打ちかかること。
語源・由来
「竜攘虎搏」は、竜と虎という、東アジアの文化で古くから最強とされてきた二つの生き物を並べて表す言葉です。「攘」は相手を押しのける、「搏」は打ちかかるという意味の動詞で、どちらも一方的な攻撃ではなく、互いに譲らず打ち合う様子を描いています。
竜と虎を並べて力の均衡や争いを表す言い方は、中国の古典に古くから見られる型で、「竜攘虎搏」もその系譜に連なる四字熟語です。似た組み合わせの言葉に「竜虎相搏(りゅうこあいうつ)」があり、いずれも互角の実力者同士のぶつかり合いを、この二つの生き物の対決に重ねて表現しています。
使い方・例文
「竜攘虎搏」は、実力伯仲の相手同士が激しく競り合う場面を、やや大げさに表現したいときに使われます。
- 決勝戦は竜攘虎搏の様相を呈し、最後まで勝敗の行方が読めなかった。
- 業界最大手の二社による竜攘虎搏の争いが、何年も続いている。
類義語・関連語
「竜攘虎搏」と同様に、力の伯仲した者同士の激しい争いを表す言葉には、次のようなものがあります。
- 竜虎相搏(りゅうこあいうつ):竜と虎が互いに戦うように、力の伯仲した者同士が争うこと。
- 鎬を削る(しのぎをけずる):互いに刀の鎬が擦り切れるほど、激しく争うこと。
英語表現
clash of the titans
ギリシャ神話の巨神族(タイタン)どうしの戦いになぞらえた、実力伯仲の者同士による大規模な激突を表す表現。
Tomorrow’s final will be a real clash of the titans.
(明日の決勝戦は、まさに強者同士の激突になるだろう。)
diamond cut diamond
ダイヤモンドを削れるのはダイヤモンドだけだという意から、力量の等しい者同士が渡り合う様子を表す表現。
When these two negotiators meet, it’s diamond cut diamond.
(この二人の交渉人が対峙すれば、まさに互角の勝負になる。)









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