四字熟語

貪官汚吏

(たんかんおり)

私利私欲のために不正を働く、腐敗した役人のこと。


6文字の言葉た・だ」から始まる言葉
貪官汚吏 ことば
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意味

「貪官汚吏」とは、地位の高い官僚から下級の役人まで、私腹を肥やす不正がはびこっている状態を批判する言葉です。
特定の個人ではなく組織全体に不正が広がっている様子を指すため、政治や歴史を語る文脈で使われます。

  • 貪官(たんかん):私欲をむさぼる、地位の高い役人。
  • 汚吏(おり):不正を働く、地位の低い役人。

語源・由来

「貪官汚吏」は、古代中国の官僚制度における「官」と「吏」の区別をもとにした言葉です。
「官」は科挙(かきょ、高級官僚を選ぶための試験)を経て任命された地位の高い役人を指し、「吏」は科挙を経ずに実務を担う下級の役人を指しました。

身分の異なるこの両方を並べて挙げることで、上級官僚から下級役人まで組織全体に不正が及んでいる状況を漏れなく言い表しています。

使い方・例文

「貪官汚吏」は、政治や行政の腐敗を強く非難する場面で使われます。

  • 汚職事件が次々と発覚し、国民は「この国は貪官汚吏だらけだ」と怒りをあらわにした。
  • 歴史書は、王朝が滅びる前触れとして貪官汚吏の横行をたびたび記録している。

類義語・関連語

「貪官汚吏」と同様に、私腹を肥やす不正な役人や乱れた統治のあり方を表す言葉には、次のようなものがあります。

  • 暴君暴吏(ぼうくんぼうり):横暴な君主と、それに乗じて不正を働く役人。

「貪官汚吏」と「暴君暴吏」の違い

どちらも腐敗した統治を批判する言葉ですが、非難の的が異なります。「貪官汚吏」は役人自身の欲深さに焦点を当てるのに対し、「暴君暴吏」は君主の横暴と、それに乗じる役人の不正を合わせて批判します。

語句非難の的中心となる欲・行為
貪官汚吏
(たんかんおり)
役人の欲深さ私腹を肥やす不正
暴君暴吏
(ぼうくんぼうり)
君主と役人双方の横暴権力を笠に着た乱暴

対義語

「貪官汚吏」とは反対に、私欲を持たず正しく身を保つ人物や統治のあり方を表す言葉に、次のものがあります。

  • 清廉潔白(せいれんけっぱく):心が清く私欲がなく、後ろ暗いところが何もないこと。

英語表現

on the take

賄賂を受け取って不正を働くことを表す言い方。

Several officials in the province were said to be on the take.
(その州の役人の何人かは、賄賂を受け取っていると言われていた。)

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