意味
「赤きは酒の咎」は、顔が赤くなったのは酒のせいであって、自分の落ち度ではないと言い逃れることわざです。
自分の失敗や間違いを素直に認めず、外にある物事のせいにする態度を指摘する場面で使われます。
- 咎(とが):罪や過ち。
語源・由来
「赤きは酒の咎」は、酒を飲んで顔が赤くなった人が口にする言い訳の言葉そのものを、ことわざの形に仕立てたものです。
「咎」は罪や過ちを表す言葉で、自分の失敗を「〜のせいだ」と外に押しつける古くからの言い回しの一つです。
使い方・例文
「赤きは酒の咎」は、自分の失敗を何か別のもののせいにする人をやんわりと皮肉る場面で使われます。
- 寝坊した言い訳に目覚まし時計のせいにする友人に、「それこそ赤きは酒の咎だね」と笑った。
- 会議に遅れた理由を渋滞のせいにする彼の様子は、まさに赤きは酒の咎そのものだった。
英語表現
the devil made me do it
自分の失敗や過ちを、何か別のもののせいにするときに使う言い方。
I ate the whole cake, but the devil made me do it.
(ケーキを全部食べてしまったけど、それこそ赤きは酒の咎だ。)
点数が悪いのは先生のせい
心理学ではこうした心の動きを、自己奉仕バイアスと呼びます。
人は良い結果が出ると自分の力のおかげだと考え、悪い結果が出ると運や周囲のせいだと考える傾向を指す言葉です。
テストの点数が良ければ「自分が頑張ったから」、悪ければ「先生の教え方が悪かったから」と考えるのが典型的な例だとされています。
自分の価値を守ろうとする働きが、こうした原因の探し方に表れていると説明されています。









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