意味
「猫撫で声(ねこなでごえ)」とは、相手の機嫌を取ろうとして出す、猫が撫でられたときのようにやさしく媚びた声という意味です。
語源・由来
人が相手の機嫌を取ろうとする声を、猫が撫でられて甘えるときの声にたとえた言い方です。
使い方・例文
- 上司の前でだけ猫撫で声を出す同僚に、内心あきれた。
- 頼み事をするときだけ、つい猫撫で声になってしまう。
- 子どもは欲しいおもちゃがあると猫撫で声で甘えてくる。
英語表現
英語では、「猫撫で声」に近い表現として次のようなものがあります。
in a wheedling voice
wheedling は、相手を持ち上げる言葉で頼み事を通そうとする様子を表す語です。
in a wheedling voice で、機嫌を取ろうと甘く語りかける声の調子を指します。
She asked in a wheedling voice, hoping he would say yes.
(彼女は猫撫で声で頼み、承知してもらおうとした。)
「猫撫で声」も「猫を被る」も、本心と違う姿を見せる
「猫撫で声」だけでなく、猫の仕草にたとえて人の様子を表す言い回しは他にもあります。
その一つが猫を被るで、本当の性格を隠しておとなしいふりをすることを表す言い方です。
「猫撫で声」も「猫を被る」も、外にあらわれる様子と内側にある本心が違う点で共通しています。



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