「猫」に関することわざ・慣用句一覧|意味がわかる28選

「猫」に関することわざ・慣用句一覧|意味がわかる18選 特集
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猫に小判・猫を被る・窮鼠猫を噛むのように、猫が出てくることわざや慣用句には、猫の性質やしぐさ、好物との取り合わせを使ったものがあります。
猫舌・猫撫で声のような猫を使った言葉も含めて、28語を意味とあわせて紹介します。

猫の性質・しぐさにたとえた言葉

  • 猫を被る(ねこをかぶる):
    本性を隠して、うわべだけおとなしく見せること。
    また、知っていながら知らないふりをすること。
  • 借りてきた猫(かりてきたねこ):
    ふだんと違って、ひどくおとなしくしているありさまのたとえ。
  • 猫の目のように変わる(ねこのめのようにかわる):
    物事の状態や人の心が、短期間にめまぐるしく変化する様子。
  • 女の心は猫の目(おんなのこころはねこのめ):
    女心は、猫の目のように変わりやすいということ。
  • 猫が顔を洗うと雨(ねこがかおをあらうとあめ):
    猫が前足で顔をこする仕草を、雨が近いしるしとみる言い伝え。
  • 猫は三年の恩を三日で忘れる(ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる):
    猫は三年飼われた恩をたった三日で忘れるように、人の恩をすぐに忘れてしまうということ。
  • 猫糞(ねこばば):
    悪いことを隠して素知らぬ顔をすること。
    拾った物を届けずに、自分のものにしてしまうことにもいう。
  • 猫を殺せば七代祟る(ねこをころせばしちだいたたる):
    猫は執念深い生き物であり、殺すと子孫の代まで祟たたりが及ぶという言い伝え。
  • 上手の猫が爪を隠す(じょうずのねこがつめをかくす):
    本当に能力のある者は、それをひけらかすようなことはしないことのたとえ。

好物や鼠との取り合わせ

  • 窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ):
    追い詰められた弱者が、死に物狂いで強者に反撃することのたとえ。
  • 猫にまたたび(ねこにまたたび):
    大好物のたとえ。
    また、与えたものの効き目が著しく現れること。
  • 猫に鰹節(ねこにかつおぶし):
    好物をそばに置いて油断できないこと。
    また、危険であることのたとえ。
  • 猫に魚の番(ねこにさかなのばん):
    過ちが起きやすい状況を自ら作ることや、油断して危険な相手に物を預けること。
  • 鰹節を猫に預ける(かつおぶしをねこにあずける):
    信用できない相手に大切なものを預け、自ら過ちを招くことのたとえ。
  • 猫を追うより魚をのけよ(ねこをおうよりさかなをのけよ):
    表面的な問題を処理するよりも、その根本的な原因を取り除くべきだという教訓。
  • 猫の首に鈴を付ける(ねこのくびにすずをつける):
    いざ実行するとなると、引き受け手のいない難しいことのたとえ。
  • 鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ):
    よくしゃべる者は、かえって実行しないということのたとえ。
  • 猫に会った鼠(ねこにあったねずみ):
    すっかり縮み上がって、策略なども浮かばないこと。
    また、危難から逃れられない様子。
  • 猫の魚辞退(ねこのうおじたい):
    猫が大好物の魚をことわるように、内心では望んでいながら、うわべだけことわることのたとえ。
    また、長続きしないことのたとえ。
  • 皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう):
    主犯は捕まらずに、小者だけが罰を受けることのたとえ。

身近な猫を引き合いに出したたとえ

  • 猫に小判(ねこにこばん):
    価値の分からない人に貴重なものを与えても、何の値打ちもなく役に立たないことのたとえ。
  • 猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい):
    非常に忙しいため、誰でもいいから手伝いがほしい状況。
  • 猫も杓子も(ねこもしゃくしも):
    誰も彼も、何もかも残らず、という意味。
  • 猫の額(ねこのひたい):
    土地や場所の面積が非常に狭いことのたとえ。
  • 猫の子一匹いない(ねこのこいっぴきいない):
    人が全くいないこと。

猫を使った言葉

  • 猫舌(ねこじた):
    熱い食べ物や飲み物を口にするのが苦手なこと。
    また、そのような人。
  • 猫撫で声(ねこなでごえ):
    相手の機嫌を取るために出す、やさしくこびる声。
  • 猫可愛がり(ねこかわいがり):
    猫をかわいがるように、むやみに甘やかしてかわいがること。

猫のことわざ・慣用句に使われる見立て

猫が出てくることわざや慣用句は、猫の好物、性質や様子、体の一部、鼠とのやり取りを借りて、人の様子や物事の状況を言い表しています。

見立てに使われる猫の要素

要素代表例
好物猫にまたたび/猫に鰹節/猫に魚の番/鰹節を猫に預ける/猫を追うより魚をのけよ/猫の魚辞退/皿嘗めた猫が科を負う
性質・様子猫舌/猫が顔を洗うと雨/借りてきた猫/猫撫で声/猫は三年の恩を三日で忘れる/猫糞/猫を殺せば七代祟る/上手の猫が爪を隠す
体の一部猫の額/猫の目のように変わる/猫の手も借りたい/女の心は猫の目
鼠との関係窮鼠猫を噛む/猫の首に鈴を付ける/鳴く猫は鼠を捕らぬ/猫に会った鼠

好物・性質・体の一部の使われ方

好物を使った言葉は、好物をそばに置かれた猫の姿を借りて、油断できない状況や、効き目の大きさを表します。
性質や体の一部を使った言葉は、猫が熱い食べ物を嫌うこと、猫の額が狭いことのように、猫の特徴をそのまま意味に結び付けています。
鼠が出てくる言葉は、猫の首に鈴を付ける・鳴く猫は鼠を捕らぬのように、猫が鼠を捕る間柄を借りて、実行の難しさや、口先だけで実行しない者を表します。

  • 好物から:
    またたび・鰹節かつおぶし・魚のように、猫がそばにあると手を出す物を持ち出す。
  • 性質・様子から:
    熱い物を嫌う、顔を前足でこする、よそでおとなしくなるといった猫の様子がたとえになっている。
  • 体の一部から:
    額・目・手のように、猫の体の一部を使った言い回しもある。
  • 鼠との関係から:
    鼠が猫の首に鈴を付けようとする、鳴く猫は鼠を捕らないといった、猫と鼠の間柄を言い回しにしたものもある。

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