意味
「猫に会った鼠(ねこにあったねずみ)」とは、恐ろしい相手を前にすっかり縮み上がり、策略も何も浮かばなくなるという意味です。
また、危険から逃れられないさまも表します。
「猫の前の鼠」とも言います。
語源・由来
この言葉は、天敵である猫を前にした鼠が、恐怖のあまり動けなくなる様子から生まれました。
猫と鼠という身近な生き物の関係にたとえた表現です。
使い方・例文
自分より強い立場の相手を前に、何も言えず、どうすることもできなくなった様子を表すときに使います。
例文
- 上司に呼び出され、猫に会った鼠のように何も言えなくなった。
- 借金取りを前に、彼は猫に会った鼠さながら震えていた。
- 先生に呼ばれた弟は、猫に会った鼠のように黙り込んだ。
類義語・関連語
「猫に会った鼠」と似た意味の言葉や、関連する言葉には、次のようなものがあります。
- 蛇に睨まれた蛙(へびににらまれたかえる):
意味はほぼ同じ。強い相手を前に、体がこわばって動けなくなること。 - 窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ):
同じく猫と鼠のたとえで、追い詰められた弱者が逆に強者に立ち向かうこと。
英語表現
「猫に会った鼠」を英語で表現する場合、以下のような言い方があります。
Like a deer in the headlights
「ヘッドライトに照らされた鹿のように」という意味で、恐怖や驚きで固まってしまう様子を表します。
He stood there like a deer in the headlights when his boss asked the question.
(上司に質問され、彼は猫に会った鼠のように立ち尽くした。)


コメント