故事成語

罔極の恩

(もうきょくのおん)

きわまりなく大きい、父母から受けた恩。


8文字の言葉 / 「も」から始まる言葉
罔極の恩 ことば
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意味

「罔極の恩(もうきょくのおん)」とは、果てしなく大きい恩という意味です。
「罔極もうきょく」は「きわまりがない」ことを表し、特に父母から受けた恩について使います。

語源・由来

この言葉は、詩経しきょう(= 中国最古の詩集)の小雅しょうがにある詩「蓼莪りくが」の、次の一節が由来です。

父兮生我,母兮鞠我,拊我、畜我、長我、育我、顧我、復我、出入腹我。欲報之德,昊天罔極。
(父は私を生み、母は私を育てた。なでて、養い、大きくし、育て、気にかけ、何度も振り返り、出入りのたびに抱いてくれた。その恩に報いたいと思うが、大空のように果てしなく、報いきれない。)

父母の恩を「罔極」と言い表したこの一節から、「罔極の恩」という言葉が生まれました。

使い方・例文

  • 亡き両親から受けた罔極の恩を思い、墓前で手を合わせた。
  • 親になって初めて、罔極の恩の大きさが身にしみて分かった。
  • 彼は罔極の恩に報いようと、年老いた母を呼び寄せた。

「蓼莪」は親を最後まで養えなかった子の詩とされる

「蓼莪りくが」には、詩の趣旨を述べた序(= 前書き)が付いています。
序は、次のように述べています。

民人勞苦,孝子不得終養爾。
(民は苦労し、孝行な子は親を最後まで養うことができない。)

詩の本文には、次の句もあります。

無父何怙?無母何恃?
(父がいなければ誰を頼り、母がいなければ誰にすがればよいのか。)

「罔極」が出てくる一節は、この句のすぐ次の章にあります。

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