意味
「手塩にかける(てしおにかける)」とは、自分の手でいろいろと世話をし、手間と愛情をかけて大切に育てるという意味です。
子どもや弟子だけでなく、植物や事業など、自ら労力を注いで育て上げた対象に対しても幅広く使われます。
- 手塩(てしお):昔、めいめいの食膳に添えた少量の塩。
語源・由来
「手塩」は、古く、好みに応じて適当に用いるため、あるいは不浄を払うために、めいめいの食膳に添えた少量の塩を指す言葉です。
「手塩」という語は、この塩のほかに、手ずから世話をすることも指します。
使い方・例文
多くの場合、「手塩にかけて育てた〜」のように、育てた対象を後ろに続ける形で使われます。
- 祖母が手塩にかけて育てた庭の花が、今年も美しく咲いた。
- 社長は手塩にかけて育てた会社を、息子に継がせた。
- 彼は新人を手塩にかけて指導し、一人前の職人に育てた。
英語表現
英語では、次のような表現が近いニュアンスを持ちます。
with tender loving care
愛情を込めて手間をかけて世話をすることを表す表現。
She raised her son with tender loving care.
(彼女は息子を手塩にかけて育てた。)
小皿の「おてしょ」は「手塩にかける」の手塩から
食膳に添えた少量の塩を「手塩」と呼び、それを盛る小さく浅い皿は手塩皿と呼ばれました。
この皿も略して「手塩」と言い、「てしお」の音が変わった「てしょう」や、「おてしょ」という呼び名もあります。
香の物を取り分けたり、醤油を注いだりする小皿として使われてきました。




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