意味
「願を懸ける(がんをかける)」とは、神様や仏様に、願いがかなうようにと祈るという意味です。
「願」はここでは「がん」と読み、神仏への願いごとを指します。
名詞の形にした「願掛け(がんかけ)」もよく使われます。
使い方・例文
祈る相手は「〜に」で示し、「氏神様に願を懸ける」のように使います。
- 祖母は孫の病気が早く治るよう、近くの神社に願を懸けた。
- 兄は志望校に合格できるよう、天満宮に願を懸けてから受験に臨んだ。
- 漁師たちは航海の無事を海の神に願を懸けてから船を出した。
類義語・関連語
次の言い回しは、どれも「願を懸ける」と同じ意味で使われます。
- 願を立てる(がんをたてる):
神仏に願いごとをすること。「願を懸ける」と同じ意味。 - 願を起こす(がんをおこす):
「願を懸ける」「願を立てる」と同じ意味の言い回し。 - 祈願する(きがんする):
神仏に祈って願うこと。名詞「祈願」に「する」を付けた形。
願掛けには百度参りや水垢離、食べ物を断つ誓いがある
願を懸けるやり方には、決まった形がいくつもあります。
神社やお寺に何度も通う百度参り・千度参り、水をかぶって身を清める水垢離、米や塩などの食べ物を一定の期間絶つと神仏に誓うもの、髪の毛や絵馬を納めるものなどです。
願いを通すという意味で、穴をあけたおわんやひしゃく、石などを納める風習もあります。
願う中身は、病気が治ること・安産・縁結び・商売繁盛など個人のものが多い一方、雨乞いのように村じゅうで祈るものもあります。
願いがかなったときは、お礼参りをしたり「願はたし」の祝いをしたりします。
生前にかけた願をそのままにすると死者が浮かばれないとして、葬式のあとに願を取り消す「願ほどき」「願もどし」を行うこともあります。


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