早口言葉一覧【難易度別】言いにくい言葉のコツと関連することわざ

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「早口言葉」(はやくちことば)とは、言いにくい言葉を、速く、正確に言う遊びのこと。
アナウンサーや俳優の発声練習(滑舌トレーニング)として行われるほか、脳の活性化を促すことから、子供の知育や高齢者のレクレーションとしても親しまれています。

一見、意味のない言葉の羅列に見えますが、中には独特の物語性や、言葉遊びの妙が含まれているものも多くあります。
ここでは、定番のものから超難問まで、代表的な早口言葉をジャンル別に紹介します。

定番・基本の早口言葉

まずは誰もが一度は耳にしたことがある、有名な早口言葉です。ウォーミングアップとして挑戦してみてください。

生麦生米生卵

(なまむぎなまごめなまたまご)

最もポピュラーな早口言葉の一つ。「ナ・マ・ミ・ム・メ」というマ行音の連続と、ガ行の濁音が混ざることで口が回りにくくなります。一つ一つの音を粒立てて発音するのがコツです。

  • 関連する教訓
    麦、米、卵という素材(生)の状態は、何事も基本が大切であることを連想させます。
    万丈高楼も土台から(ばんじょうこうろうもどだいから)と言うように、まずは基礎的な発声から固めていきましょう。

隣の客はよく柿食う客だ

(となりのきゃくはよくかきくうきゃくだ)

「カ行(k音)」の連打が特徴的なフレーズ。口を横に開いたり閉じたりする動きが忙しく、舌の奥を使う発音のトレーニングになります。

  • 関連する教訓
    隣の人の行動が気になってしまう心理は、まさに隣の芝生は青い心境と言えるでしょう。
    また、周囲を気にせずひたすら柿を食べる様子は、ある意味傍若無人(ぼうじゃくぶじん)な振る舞いかもしれません。

赤巻紙青巻紙黄巻紙

(あかまきがみあおまきがみきまきがみ)

「マキガミ(巻紙)」の繰り返しに、色がつくことで混乱を招きます。
特に「青巻紙(あおまきがみ)」の母音の連続や、「黄巻紙(きまきがみ)」の「キ」の音が難所です。

  • 関連する教訓
    色とりどりの紙は、「三者三様」の個性を表しているようです。
    間違えないように慎重に読む姿勢は、「念には念を入れよ」という教えに通じます。

短いけれど難しい早口言葉

文字数は少ないですが、口の動きが複雑で、一瞬の油断がミスを招くフレーズです。

バスガス爆発

(ばすがすばくはつ)

わずか7文字ですが、難易度は非常に高い言葉。「バス」「ガス」のあとに「バクハツ」と続く濁音の連続が、唇と舌を混乱させます。「ブ」と「グ」の切り替えを意識しましょう。

  • 関連する教訓
    日常的な乗り物での事故は、まさに油断大敵
    また、楽しい旅行中にトラブルが起きる様子は、好事魔多し(こうじまおおし)の例えとも言えます。

坊主が屏風に坊主の絵を上手に書いた

(ぼうずがびょうぶにぼうずのえをじょうずにかいた)

「ボウズ」「ビョウブ」というバ行の類似音が続き、さらに「ジョウズ」と韻を踏むことでリズムを取りにくくしています。
ストーリー性があり、情景を思い浮かべながら言うと成功しやすいかもしれません。

  • 関連する教訓
    お坊さんが自分の絵を描くという状況は、専門分野での活躍を示唆します。
    餅は餅屋(もちはもちや)と言う通り、専門家の手腕はさすがと言うべきでしょう。

滑舌の限界に挑む難問

アナウンサー試験などでも使われることがある、ハイレベルな早口言葉です。

東京特許許可局

(とうきょうとっきょきょかきょく)

現代の早口言葉の代名詞的存在。「キョ」という拗音(ようおん)とカ行の破裂音が連続し、舌がもつれやすくなります。「許可局(きょかきょく)」の部分をゆっくり練習するのがポイントです。

  • 関連する教訓
    非常に言いにくいこの言葉は、行政手続きの複雑怪奇(ふくざつかいき)さを象徴しているかのよう。
    これを噛まずに言えることは、アナウンサーへの登竜門(とうりゅうもん)を突破する第一歩です。

武具馬具武具馬具三武具馬具 合わせて武具馬具六武具馬具

(ぶぐばぐぶぐばぐみぶぐばぐ あわせてぶぐばぐむぶぐばぐ)

「ブグ(武具)」と「バグ(馬具)」の交互の切り替えが非常に困難です。
唇をしっかり閉じて破裂させるバ行・マ行の制御能力が試されます。

  • 関連する教訓
    武具や馬具が増えていく様子は、戦に向けた一触即発(いっしょくそくはつ)の緊張感を感じさせます。
    また、言葉が入り乱れる様は、議論が紛糾する侃々諤々(かんかんがくがく)の状景にも似ています。

ユニーク・リズム重視の早口言葉

リズムに乗って言うのが楽しい、少し長めのフレーズです。

かえるぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ

(かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ)

半濁音「ピョ」の連続が楽しい言葉。破裂音を連続して出すため、唇の筋肉を使います。
「三(み)」と「六(む)」の発音をはっきりさせるのがコツです。

  • 関連する教訓
    小さな跳躍も、積み重なれば大きな移動距離になります。
    まさに塵も積もれば山となるの実践です。
    また、ひたすら跳ねる姿は無我夢中そのものです。

この竹垣に竹立てかけたのは竹立てかけたかったから竹立てかけた

(このたけがきにたけたてかけたのはたけたてかけたかったからたけたてかけた)

「タ行」と「カ行」の組み合わせが延々と続きます。
「たけたてかけた(竹立て掛けた)」というフレーズが何度も出てくるため、ゲシュタルト崩壊を起こさないよう注意が必要です。

  • 関連する教訓
    「立て掛けたかったから」という理由は、自らの意志を貫く初志貫徹(しょしかんてつ)の精神を感じさせます。一方で、意固地になっている様子は、へそを曲げる(へそをまげる)人のようにも見えます。

お綾や八百屋にお謝りとお言い

(おあやややおやにおあやまりといい)

母音「ア・オ・ヤ」が中心の、非常に口が開きにくい言葉です。
口の形を大きく変えずに舌の位置だけで音を変える必要があり、滑舌の繊細なコントロールが求められます。

  • 関連する教訓
    直接謝らずに伝言を頼む様子は、やや責任転嫁気味かもしれません。
    八百屋でのトラブルは、些細な売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば)が原因だったのでしょうか。

まとめ

早口言葉は、単なる遊び道具であるだけでなく、日本語の美しいリズムや、発音の難しさを体感できる身近な教材です。

うまく言えずに噛んでしまっても、それを笑い合うことでコミュニケーションの潤滑油になります。
難しい言葉をスラスラ言えた時の爽快感は格別ですので、ぜひことわざの知識とともに、会話のネタとして楽しんでみてください。

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