物事を迷わずに進める姿勢や、素早く実行に移す資質を指す「行動力」。
古来より、機を逃さず決断を下すことの重要性は、多くのことわざや四字熟語に刻まれてきました。
ここでは行動力の本質を捉えた言葉を、その性質ごとに分類して紹介します。
決断と実行の速さを表す言葉
- 思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ):
何かをしようと決めたら、日の吉凶を問わず即座に実行に移すのが良いという教え。 - 善は急げ(ぜんはいそげ):
良いと思ったことは、躊躇することなくすぐさま実行すべきであるという戒め。 - 鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて):
物事を行うべき好機を逃さず、情熱があるうちに速やかに行動すべきであるというたとえ。 - 即断即決(そくだんそっけつ):
その場ですぐに状況を判断し、一切の迷いを見せずに物事を決定する様子。 - 迅速果敢(じんそくかかん):
素早く行動し、強い意志を持って思い切って物事を進めていく勇猛な様子。 - 電光石火(でんこうせっか):
稲妻や火打ち石の火のように、一瞬の隙も与えず非常に素早く動くことのたとえ。 - 疾風迅雷(しっぷうじんらい):
激しい風と雷のように、行動が極めて素早く、かつ力強い勢いを持っている様子。 - 猪突猛進(ちょとつもうしん):
周囲を気にせず目標に向かって一つのことに集中し、凄まじい勢いで突き進むこと。
勇気と強い意志を表す言葉
- 清水の舞台から飛び降りる(きよみずのぶたいからとびおりる):
死を覚悟するほどの強い決意を固め、思い切って重大な決断を実行することのたとえ。 - 有言実行(ゆうげんじっこう):
自分が口に出した目標や約束を、責任を持って最後まで必ず成し遂げる行動。 - 不言実行(ふげんじっこう):
事前の説明や宣伝を一切行わず、黙ってなすべきことを確実に遂行する実直な姿勢。 - 剛毅果断(ごうきかだん):
意志が非常に強く、どのような困難な状況でもくじけずに迷わず決断を下す様子。 - 進取果敢(しんしゅかかん):
自ら進んで新しい物事に取り組み、大胆かつ精力的に最後までやり抜く積極的な様子。 - 勇往邁進(ゆうおうまいしん):
恐れや不安を抱くことなく、目的に向かって勇ましく真っすぐに突き進んでいくこと。 - 獅子奮迅(ししふんじん):
ライオンが奮い立った時のような、猛烈な勢いと凄まじい力で活動する様子。 - 乾坤一擲(けんこんいってき):
自分の運命をかけて、のるかそるかの大きな勝負や決断を一度の行動に託すこと。 - 一念発起(いちねんほっき):
それまでの考えを改めて悟りを開き、成し遂げようと固く決意して行動を始めること。
他者に先んじる姿勢を表す言葉
- 先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす):
誰よりも先に行動を起こせば、有利な立場で相手を圧倒できるという戦術的な教え。 - 先鞭をつける(せんべんをつける):
他の人よりも先に物事に着手し、一番乗りを果たすことで優位性を確保すること。 - 機先を制す(きせんをせいす):
相手が行動を起こす前にこちらが先に動き、出鼻をくじいて有利な状況を作ること。 - 率先垂範(そっせんすいはん):
人の先頭に立って行動し、自分自身が手本となることで他者を導き動かしていくこと。
実務能力や多忙な動きを表す言葉
- 口八丁手八丁(くちはっちょうてはっちょう):
言葉が巧みなだけでなく、実際の仕事や実務における行動力も非常に優れていること。 - 快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ):
もつれた問題を、鋭い決断力と実行力によって鮮やかに解決することのたとえ。 - 矢も盾もたまらず(やもたてもたまらず):
心中にある思いが抑えきれなくなり、一刻も早く行動したいと切望する様子。 - 東奔西走(とうほんせいそう):
ある目的を達成するために、あちこち忙しく駆け回り、精力的に活動すること。








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