慣用句

手を引く

(てをひく)

手を取って導くこと。また、それまで関わっていた物事から身を引き、関係を断つこと。


4文字の言葉 / 「て・で」から始まる言葉
手を引く ことば
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意味

「手を引く(てをひく)」とは、それまで携わっていた物事から身を退き、そこでの関わりをきっぱりと断つという意味です。
事業や交渉、人間関係など、続けていた関わりに見切りをつけて離れる場面で使われます。
また、「幼い子の手を引く」のように、文字どおり手を取って導くという意味でも使われます。

語源・由来

「手を引く」は、差し伸べていた手を引っ込めるという動作を、関わりそのものから離れることに重ねた言い回しです。
物事に関わることを「手を出す」と表すのと対になる形で、関わりをやめることを、伸ばした手を引き戻す動作で表しています。

使い方・例文

「手を引く」は、続けていた事業や関係から離れる決断をする場面で使われます。

  • 採算が合わず、この事業からは手を引くことにした。
  • 彼は交渉の途中で急に手を引いてしまい、周囲を驚かせた。

対義語

「手を引く」とは反対に、自ら物事に関わり始めることを表す言葉があります。

  • 手を出す(てをだす):
    自分から進んで物事に関わり始めること。

英語表現

pull out

直訳は「引き抜く」で、参加していた事業や取り決めから離脱することを表す言い回し。

The company decided to pull out of the joint venture.
(その会社は共同事業から手を引くことに決めた。)

「手を出す」と「手を引く」、動きの向きが真逆の対になる表現

日本語には、同じ体の部位を使いながら、動詞を反対にすることで対になる意味を作る慣用句がいくつも見られます。
「手を出す」と「手を引く」のほか、「目を向ける」と「目をそらす」、「足を運ぶ」と「足が遠のく」なども同じ型で、近づく動作と離れる動作を同じ体の部位で言い分けています。

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