ことわざ 故事成語

芸術は長く人生は短し

(げいじゅつはながくじんせいはみじかし)

作者の命は短くても、作品は長く残るということ。


18文字の言葉 / 「け・げ」から始まる言葉
芸術は長く人生は短し ことば
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意味

「芸術は長く人生は短し(げいじゅつはながくじんせいはみじかし)」とは、人の命は短くても、すぐれた芸術作品は作者が死んだあとも長く残るという意味です。
また、だから芸の道に励むべきだという教えとして使うこともあります。

語源・由来

この言葉は、古代ギリシャの医者ヒポクラテスの言葉が元になっています。
ヒポクラテスは紀元前五〜四世紀に活躍した、医学の祖とされる人物です。
この言葉は、紀元前三世紀ごろにまとめられた『ヒポクラテス全集』によって伝えられました。

もとの意味は、医術はきわめがたく人の一生は短いので、医を学ぶ者は怠らず励まなければならない、という教えでした。
後に、さまざまな専門的な技芸や芸術についても使われるようになり、すぐれた作品は作者の死後も長く残る、という意味に変わりました。

もとのギリシア語の文は「人生は短く、術は長い」と人生を先に言い、「好機は過ぎ去りやすく、試みは危うく、判断は難しい」と続きます。
このうち最初の二句を、順序を入れ替えてラテン語にしたのが「Ars longa, vita brevis」で、日本語の言い方はこのラテン語の訳です。

使い方・例文

  • 亡き作曲家の曲が今も演奏されている。芸術は長く人生は短しだ。
  • 芸術は長く人生は短しというから、時間を惜しんで稽古に打ち込もう。
  • 百年前の画家の絵に足を止め、芸術は長く人生は短しと実感した。

出島の舞台に掲げられた「芸術は長く人生は短し」のラテン語

文政三年(1820年)に長崎の出島(= 江戸時代にオランダ人が住んだ島)で上演された芝居では、舞台の正面にラテン語の「Ars longa, vita brevis.」が掲げられていました。
このことは、当時の絵画などで確かめられます。

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