「前途洋々」「一期一会」など、卒業式のスピーチや卒業文集、寄せ書きに使える四字熟語を、感謝・門出・希望・絆・決意の5つのテーマ別に集めました。
お世話になった先生や友人への一言から、自分自身の新たなスタートを表す言葉まで、幅広く選んでいます。
卒業メッセージ・寄せ書きに添える一言の例と、卒業文集・卒業アルバムのタイトルに向く四字熟語も紹介しています。
贈る言葉や座右の銘を考えるときの参考にしてください。
もくじ
感謝を表す四字熟語
- 感謝感激(かんしゃかんげき):
心からありがたく思い、感激で胸がいっぱいになる様子。 - 感恩戴徳(かんおんたいとく):
受けた恩を深くありがたく思い、敬いの心を抱く姿勢。 - 報恩謝徳(ほうおんしゃとく):
受けた恩に感謝し、その恩に報いたいと願う思い。 - 飲水思源(いんすいしげん):
今の自分があるのは誰のおかげかを、忘れずにいる心がけ。 - 桃李成蹊(とうりせいけい):
徳のある人のもとには、黙っていても人が自然に集まること。 - 一期一会(いちごいちえ):
一つひとつの出会いを、二度とない機会として大切にする心がけ。
門出・旅立ちを表す四字熟語
- 前途洋々(ぜんとようよう):
これから先の未来が、明るく開けている様子。 - 前途有望(ぜんとゆうぼう):
これから先、大きく活躍できる見込みがあること。 - 前程万里(ぜんていばんり):
これから先の道のりが限りなく広がる、大きな可能性。 - 鵬程万里(ほうていばんり):
伝説の大鳥が羽ばたくように、目指す場所までの道のりが遠く壮大であること。 - 一路平安(いちろへいあん):
旅立つ人の道中が、何事もなく穏やかであるようにとの祈り。 - 意気揚々(いきようよう):
得意そうに、いかにも誇らしげにふるまう様子。 - 立身出世(りっしんしゅっせ):
社会的な地位を築き、世に認められる存在になること。
未来への希望を表す四字熟語
- 新進気鋭(しんしんきえい):
新しく登場し、勢いと鋭さにあふれている様子。 - 旭日昇天(きょくじつしょうてん):
朝日が天に昇るように、勢いがどんどん高まっていくこと。 - 大器晩成(たいきばんせい):
大きな才能を持つ人ほど、じっくり時間をかけて花開く生き方。 - 前途有為(ぜんとゆうい):
これから先、立派な仕事を成し遂げる才能があること。 - 大願成就(たいがんじょうじゅ):
心に抱いた大きな願いがかなうこと。 - 一日千里(いちにちせんり):
驚くほどの速さで、物事が進歩していく様子。
絆・思い出を表す四字熟語
- 会者定離(えしゃじょうり):
出会った者には、いつか必ず別れが訪れるという定め。 - 温故知新(おんこちしん):
昔のことを学び直し、そこから新しい発見を得ること。 - 感慨無量(かんがいむりょう):
言葉にできないほど深く、しみじみと感じ入る心境。 - 桜花爛漫(おうからんまん):
桜の花が満開になり、あたり一面に咲き誇る様子。 - 一心同体(いっしんどうたい):
複数の人が心を一つにし、まるで一つの体のように結びつくこと。 - 千載一遇(せんざいいちぐう):
千年に一度しか巡り合えないような、非常に貴重な機会。
決意・新たな一歩を表す四字熟語
- 心機一転(しんきいってん):
何かをきっかけに、これまでの気持ちをすっかり入れ替えること。 - 一念発起(いちねんほっき):
あることを成し遂げようと、強く心に決めること。 - 捲土重来(けんどちょうらい):
一度の失敗にくじけず、勢いを盛り返して再び挑む姿勢。 - 独立自尊(どくりつじそん):
他人に頼らず、自分の力と誇りを持って生きること。 - 明鏡止水(めいきょうしすい):
邪念がなく、澄みきって落ち着いた心の状態。 - 初志貫徹(しょしかんてつ):
最初に決めた目標や志を、最後まで貫き通す強い意志。 - 不撓不屈(ふとうふくつ):
どんな困難にぶつかっても、心が折れずに立ち向かい続ける強さ。 - 有言実行(ゆうげんじっこう):
一度口にしたことは、必ず実現させようとする心意気。 - 奮励努力(ふんれいどりょく):
目標に向かって気力を奮い起こし、懸命に努める心構え。
卒業メッセージ・寄せ書きに使える四字熟語
寄せ書きや色紙に添える一言の例と合わせて、贈る相手別に紹介します。
先生や保護者から卒業生へ
- 勇往邁進(ゆうおうまいしん):
恐れることなく、目標に向かってひたすら前進する様子。
一言の例:「夢に向かって勇往邁進してください」 - 百折不撓(ひゃくせつふとう):
何度失敗しても、志を曲げずにくじけないこと。
一言の例:「百折不撓の心で、何度でも挑戦を」 - 七転八起(しちてんはっき):
七回転んで八回起き上がるように、何度失敗してもくじけず立ち直る様子。
一言の例:「つまずいた日も七転八起で前へ」 - 日進月歩(にっしんげっぽ):
日ごと月ごとに、絶えず進歩すること。
一言の例:「日進月歩の成長を楽しみにしています」 - 一意専心(いちいせんしん):
わき目もふらず、一つのことだけに心を注ぐ様子。
一言の例:「一意専心、好きな道を極めてください」 - 独立独歩(どくりつどっぽ):
他人に頼らず、自分の信じる道を進むこと。
一言の例:「独立独歩で、自分らしい道を歩んでください」 - 堅忍不抜(けんにんふばつ):
意志がかたく、どんな苦しさにも心がぐらつかない様子。
一言の例:「苦しいときこそ堅忍不抜の心で」 - 意気衝天(いきしょうてん):
意気込みが天を突くほど盛んなこと。
一言の例:「意気衝天、胸を張って新天地へ」
友人や後輩へ
- 切磋琢磨(せっさたくま):
仲間同士で励まし合い、競い合って向上すること。
一言の例:「切磋琢磨した三年間、本当にありがとう」 - 一致団結(いっちだんけつ):
多くの人が一つの目的のために心を合わせ、堅く結ばれる様子。
一言の例:「みんなで一致団結した日々を忘れない」 - 和気藹々(わきあいあい):
なごやかな気分が、その場いっぱいにあふれている状態。
一言の例:「和気藹々としたこのクラスが大好きでした」 - 以心伝心(いしんでんしん):
言葉にしなくても、互いの気持ちが心から心へ通じ合う様子。
一言の例:「以心伝心の仲、これからもよろしく」 - 破顔一笑(はがんいっしょう):
顔をほころばせて、にっこり笑うこと。
一言の例:「再会したら、破顔一笑して語り合おう」
卒業文集・卒業アルバムのタイトルに使える四字熟語
文集やアルバムの題に向く四字熟語を、題にするときの合わせ方と一緒にまとめました。
- 百花繚乱(ひゃっかりょうらん):
いろいろな花が咲き乱れるように、優れた人物や業績が一時期に数多く現れること。
一人ひとりの個性が光った学年を表す題に。 - 桜花爛漫(おうからんまん):
桜の花が満開になり、あたり一面に咲き誇る様子。
桜の季節に巣立つ学年の文集やアルバムの題に。 - 一期一会(いちごいちえ):
一つひとつの出会いを、二度とない機会として大切にする心がけ。
この学校で出会えた仲間との日々を振り返る文集の題に。 - 前途洋々(ぜんとようよう):
これから先の未来が、明るく開けている様子。
卒業生それぞれの将来への期待を込めたアルバムの題に。 - 切磋琢磨(せっさたくま):
仲間同士で励まし合い、競い合って向上すること。
部活動や勉強で、仲間と高め合った日々を表す題に。 - 勇往邁進(ゆうおうまいしん):
恐れることなく、目標に向かってひたすら前進する様子。
それぞれの目標へ向かう決意を示す題に。 - 日進月歩(にっしんげっぽ):
日ごと月ごとに、絶えず進歩すること。
入学から卒業までの成長を振り返る題に。
四字熟語より新しい「卒業式」という儀式
日本の卒業式は、1872年(明治5年)の学制のもとで、学年ごとの試験を終えた者に卒業証書を渡したことに始まります。
今のような独立した儀式として定着したのは、明治10年代ごろのことです。
一方、この記事で紹介した「桃李成蹊」は中国の『史記』の言葉に、「会者定離」は仏典の言葉に由来し、どちらも卒業式よりはるかに古くから使われてきました。
学校行事で使える四字熟語シリーズ
学校行事で使える四字熟語は、このほかにも目的別にまとめています。









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