意味
「花形(はながた)」とは、その世界でひときわ目を引き、みんなの視線が集まる存在を指します。
もとは「花形役者」の略で、一座の中心となる人気役者を指しました。
実力の有無より、人を引きつける華やかさに重心がある言葉です。
語源・由来
「花形」はもともと、花そのものの形や模様を指す言葉でした。
歌舞伎の世界で、人気があって一座を代表する役者を「花形役者」と呼ぶようになり、この略として「花形」が役者そのものを指す言葉になりました。
やがて芝居を離れ、スポーツや仕事など幅広い分野で、人目を引く中心的な存在を指す言葉として使われるようになりました。
使い方・例文
- 彼は入社1年目にして、営業部の花形と呼ばれるようになった。
- 陸上部の花形種目といえば、やはり100メートル走だ。
- かつて花形だった産業も、時代とともに勢いを失っていく。
類義語・関連語
この言葉と同じように、注目を集める中心的な存在を表す言葉には、以下のようなものがあります。
- 立役者(たてやくしゃ):
物事を成功に導いた中心人物。 - エース:
チームや組織の中で、最も頼りにされる存在。
「花形」と「立役者」の違い
どちらも中心的な存在を指す言葉で、注目を集めているかどうかと、成功に貢献したかどうかで分かれます。
| 語句 | 何が評価の軸か |
|---|---|
| 花形 (はながた) | 人目を引く、華やかな人気そのもの |
| 立役者 (たてやくしゃ) | 成功という結果に果たした働き |
英語表現
英語では、次のような言い方でこの存在を表します。
star
ある分野で人気を集め、中心的な存在になっている人物を指す最も一般的な言い方。
She quickly became the star of the marketing team.
(彼女はすぐにマーケティングチームの花形になりました。)
flagship
企業や製品群の中で、最も力を入れている代表格を指す言い方。
This model is the flagship of the whole lineup.
(このモデルが、全ラインナップの花形です。)
「花形」は八枚看板の一番手の呼び名
上方の芝居小屋では、木戸の前に八枚の看板を並べ、一座の主な男役八人の名を掲げました。
この一番手にあたる看板に名が入るのが「花形」で、二枚目の色事師、四枚目の中軸などの役どころが続き、最後の八枚目には一座を率いる座頭の名が入りました。










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