慣用句

油を売る

(あぶらをうる)

仕事の途中で無駄話をして時間を潰し、なまけること。


6文字の言葉 / 「あ」から始まる言葉
油を売る ことば
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意味

「油を売る(あぶらをうる)」とは、本来の仕事をそっちのけにして無駄話に興じ、時間を浪費するという意味です。
上司や同僚から見て仕事をさぼっていると咎める場面で使われることが多く、相手の態度をやんわりとたしなめるニュアンスを含みます。

語源・由来

「油を売る」は、江戸時代の髪油売りの行商が由来とされます。
髪油を売り歩く行商人は、女性客を相手に世間話をしながら商いをすることが多く、その様子が仕事を怠けて無駄話をする姿と重ねられ、この言い回しが生まれました。

使い方・例文

  • 彼は持ち場を離れて油を売っているのがばれ、叱られた。
  • 配達の途中、幼なじみと立ち話をして油を売ってしまった。

英語表現

英語では、次のように表現できます。

loaf around (on the job)

仕事の最中にだらだらと時間を無駄にする様子を表す表現。

He kept loafing around instead of finishing the report.
(彼は報告書を仕上げず、ずっと油を売っていた。)

「油を売る」の髪油には、水油と固練りの鬢付け油があった

「油を売る」の油は、髪に使う髪油です。
日本の伝統的な髪油には、髪につやと潤いを与える水油と、髪を固めて乱れを防ぐ固練りの鬢付け油びんつけあぶらがありました。
鬢付け油は木蝋もくろう・菜種油・香料などを練ってつくる油で、江戸時代の元禄(1688〜1704年)頃から用いられました。
「伽羅之油きゃらのあぶら」のような鬢付け油は、香水のなかった時代の芳香化粧品として庶民に愛用されていました。

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